「北のカナリアたち」 映画 

teru10162012-12-02

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久しぶりの映画、キャナルの観劇の前にちょうど観たかったこの映画があった。 森山未來くんのヘドウィグを観て、すごく観たいと思ってた。 吉永小百合主演のこの作品。 原作が湊かなえっていうのもそそられる。 「告白」を映画、原作と堪能したけれど、かなり重い内容だったな〜  映画の主演は松たか子だったので、軽い気持ちで見にいってやられてしまった。 でも面白かったよ。
さて、カナリア・・・ たぶん今回もかなり重い気分になるとは思ったのだけど。 ある雪深い島の分校で小学生6人(子役6人、全員歌が上手い!)を担当することになった教師、川島はる(吉永小百合) 子どもたちの歌の才能を引き出して、その発表の場を次々と展開していった矢先に子どもたち同志の諍いから事件が勃発、はるは島を離れた。 その20年後に島を訪れたはるは大人になった生徒たちと再会する・・・・ 
やっぱり重かった。 子どもたちのジレンマも残ったままで6人とも苦しんでいた。 その一旦にはるのうわさと突然の別れがあったのだけど。 うーん・・・子供たちを思うなら島に残るべきだったのではないだろうか。 そこまで望むのはるには酷なのだろうか。 20年後の子供たちは一様に表情が暗かった。 そして、一人は殺人事件の容疑者となっていた。 はるが島に戻ったのも彼のためであったのだが、つらい!辛すぎる!  森山未來くんがその殺人犯になっていたのはショックだったけど、その背景の悲しさには涙涙であった。 それにしても吉永小百合の美しさに驚く。 もう60を超えてこの美しさがどうだろう。 はるの夫役に柴田恭兵、はると愛し合う警察官役に仲村トオル、はるの父親役に里見浩太朗、年代的にはさまざまだけど、みんなサユリストなのだ。 6人のこどもたちの20年後は森山未來満島ひかり勝地涼宮粼あおい小池栄子松田龍平がそれぞれの存在感を持って挑む。 監督は阪本順治、『大鹿村騒動記』の監督さんだったそうだ。 心が押しつぶされそうな作品だったけど、感動した。 この作品を観れて良かった。