16時半〜 2000円 水族館劇場
作・演出 桃山邑
マチネと言っても16時半開演、選び迷っていたが、知り合いが出演するということでこれに決めた。
水族館劇場はとても年代的に共感する芝居をするのだけど、いかんせん観劇環境が非常に悪いので、ここのところ
腰から足にかけて(特に臀部)に痛みを感じる身としては覚悟の観劇だ。
開場直後に行ったのに長蛇の列。。。予想通りの桟敷席観劇だった。
正座を余儀なくされたのだが、逆に臀部に影響が少なかったようで良かったかもしれない。
さて、ぎゅうぎゅうの観客席ではあったけど、粛々と公演は開始された。
まず「あらかじめ喪われた世界へ」のメイキングDVD
こないだの博多でのドクラマグラを彷彿させる舞台設営や公演の模様。なかなかいいね〜〜〜
そして、休憩をはさんで本編の「谷間の百合」
舞台はクールにレトロに爽やかに流れていった。
ダメな男に貢ためにストリッパーになった女「一条さゆり」本名池田和子の生涯の話しだ。
私は知らなかったのだがこれはノンフィクションらしくて、リアルの一条さゆりを知っている人が多くてちょっと驚いた。
若いさゆりを鏡野有栖、老いたさゆりを千代次。さゆりのひも、裕次郎を藤島函、その周りをいつもの強力なメンバーが囲む。
ドグラマグラの公演が急激に思い出される。舞台こそ狭くなっているけれど、迫力はあのときと同じ。
若いさゆりと老いたさゆりのやりとりが一番の見ものだった。そしてストリップのショーの艶やかさ。
赤い襦袢を脱いださゆりが赤い蝋燭で・・そしてこれだけ露出していいのか?という演出。。同じ女として
「見せたい」と「見せたくない」の狭間で迷い。。。 なんでしょうね〜〜・・・・ 笑
こどもっぽかった上山薫ちゃんがすごく色っぽい役になっていて、大人になったな〜〜っと。
今まで観た水族館劇場とはちょっと違う感じで、すごく楽しい時間を過ごせた。
また来て欲しい。迷わずに観るから。