19時〜 500円 ぐにゃり
作・演出 谷岡紗智
さちんさんの新作。チラシもアングラ、そもそも蛸人間ってさ。。。ｗｗ
恐いのは苦手なんだけど、これは絶対恐いことはないと自信を持って観劇。
思った通り、名島表現塾のメンバーやそのほか素敵な役者さんが勢揃いのエンタメ舞台だった。
日本でオリンピックが開催される直前に、放射能の影響による異形の子供が生まれた。それが蛸人間。
親にも見捨てられた蛸人間を拾ったのはストーカーな元恋人に辟易しているゆきちゃん。
ホームレスに見つからないようにこっそり連れ帰る。八郎と名付けられた蛸人間とゆきちゃんの楽しい生活は長続きしなかった。
八郎を見かけた者が「蛸人間だ！」とふれまわり標的になってしまう。
ある日ゆきちゃんのストーカー男をその逆鱗からしびれさせた八郎は捕まってしまう。
オリンピックをゆきちゃんと一緒に観たかった八郎の思いはバラバラに切り刻まれてしまった。。。
放射能とかオリンピックとか、ちくちくぐざぐざ直球で飛んでくるさちんさんの作品、エンタメ的に面白いだけでなく
あとあと、とっても考えさせられる作品だったと思う。
役者の選出も良かったと思う。特に蛸人間を演った高野桂子さんはぴったりの役だった。
衣装も蛸らしく赤くて、いぼいぼっぽくまとっていて、（説明しにくいｗ）魅力的だった。
ゆきちゃんのストーカー役の仁駆丸さんは一段と。。。。以下省略(^_^;)
鹿児島夫妻やおばちゃんトリオ（陽子さんは若いけど）も面白かった。
ちょっと気になったのは蛸が赤いのは茹でたときだけでｗ 普通は灰色っぽいんだけどね。ってことと、
出産のシーンで「手術室」って。。。これは帝王切開のときだけで、下から産むのは「分娩室」なんだけどな〜ってことくらいｗ
まあ出産も経験している方が多く出ていてそこまで突っ込んでなかったってのはそんなことは些細なことなんだってことかもね。
カーテンコールで凛として挨拶されるさちんさんがすごく魅力的だった。スタッフを含めて紹介される姿勢がいいね。
ぶれない思いをずっと続けていってほしいです(^^)
出演 庵原陽子、鹿児島寿、鹿児島陽子、高野桂子、仁駆丸、日向和枝、薔薇園花江、松永美咲
