「ゾンビの瘡蓋」 ぽんプラザホール

teru10162014-09-06


19時半〜 2000円(ペアチケット一人分) 14+

作:川津羊太郎 演出:中嶋さと

ぽんプラザホールの巨大エレベータのドアがあくと、ゾンビのお出迎え、ひえっ!!
舞さんだ〜可愛いから怖くなんかないぞw しかし、ゾンビメイクってすごいよね。
映画や舞台でもゾンビネタのものはよくみる。 死者が甦るってのはホラーやコメディになりやすいのかも。
以前手島さんの脚本でゾンビものを観た。そのときも思ったけど、川津さんのゾンビもなんだか可愛らしい。
こういう末期世界を描くと、人間の本性が現れるような感じかな〜 最後は愛が勝つ、みたいな。

「ゾンビワゴンに乗って♪」作詞:川津羊太郎、作曲:手島曜
一度聞いただけで歌えそうなこの劇中歌、オープニングの呻きから一転して明るく楽しいドライブの様相。
でも、実際はあるひとつの絶望から生まれたゾンビが次々にゾンビを増やしていってる真っ最中なのだ。
既にゾンビになってしまった兄を連れてタカヒロはマキノ夫妻と牧師(幽霊?)と一緒に走る。
廃墟となった街を駆け抜ける。彼らはどこへ向かっているのか。。。

2ゾンビはあらゆる場面で効果的に出没、セリフがない分難しいだろうなと思う。
廃墟の中、コンビニで食べ物を調達とか最近の災害を思い出してしまうね。
トイレの話もあまりにリアルでぎょっとした。
それでも必死で兄や牧師を助けようとするタカヒロや最初ゾンビには冷淡だったマキノ夫も
妻のゾンビ化を受け入れるとか、全編に愛があった。さとさんの演出の勝利!

希望を失わないことが大事だよね(^^)

キャスト
ワダ タカヒロ:手島曜
ワダ ケンセイ:キム・ジョンソク
マキノ ユウジ:村上差斗志
マキノ サヤカ:小島由香子
牧師・幽霊:吉田忠
ゾンビ:朝長舞
    池田岳人