「真田十勇士」 キャナルシティ劇場

teru10162015-02-15


12時半〜 12960円 

脚本:中島かずき 演出:宮田慶子 

久しぶりにこのスケールの芝居を観た。
以前は東京や大阪でしか観れなかったのに最近よく福岡にも来てくれる。嬉しい。
福岡出身の中島さんは大学演劇で関わって頂いてようだし、少しは愛着を持ってくれているのかな。

中島さんと言えば劇団☆新感線、生で観たのは何年前か。。。最近はゲキ×シネがほとんどだったような。
でも今年は夏にくるようだ。チェックしとかなきゃね。

時は徳川家康が大坂攻めにむかうとき。真田幸村とその家来たちは豊臣側に立ち、徳川征伐を宣言する。
しかし秀吉の忘れ形見の秀頼とその母、淀の方、側近の大野修理亮治長らは幸村に出陣を許さない。
しかたなく大坂城に出丸を作って守りを固めていた。
家康は幸村を高く評価し味方に誘ったり、砲弾で威嚇したりと徐々に攻め入ってくる。
一方、家来の一人の猿飛佐助の出生の秘密を知った幸村たちはある策を練る。
そして死をおそれない十勇士とともに徳川軍との合戦に挑む。

やっぱり上川隆也さんはステキだった。「大地の子」ではまったのをすごく思い出す。
録画して何度も観た。あの頃は子育てまっさかりでTVが一番の娯楽だったからね〜
ママ友とキャーキャー言っていたのを思い出す。
そして新感線のレギュラーの粟根まことさんとかいつも渋い芝居をみせてくれる小須田康人さんとか
重鎮の里見浩太朗さん、賀来千香子さん。
そんなばりばりのベテランキャストに加えて、中堅の柿喰う客の玉置玲央さん、大好きです♪
そして名前も顔も知らない若い若いキャスト陣、あ、黒川芽以さんは知ってたw
最後に一人一人が殺されていくシーンはレ・ミゼラブルバリケードのシーンとかぶって落涙。

どぉおおおおん、って新感線のときにいつも入る効果音とか拍子木の音とか歌詞付きの音楽。
今回は中島みゆきさんの歌が素晴らしかった。もともと宇宙スケールのみゆきさんだから本当にぴったり。

騙し騙されの乱世の時代にこれだけ慕われる人も少なかったのではと思う。

真田幸村、 こないだの大河ドラマ黒田官兵衛と重なる部分がある。

いつの世も慕われる人は心豊な人だ。そういう人になりたいものだ。