「浮足町アンダーグラウンド」 まどかぴあ大ホール

teru10162016-09-11


14時〜 2400円(まどかぴあ友の会割引) まどかぴあ舞台創造プログラムプロデュース公演

作・演出 内藤裕敬 (中島かずき 「浮足町アンダーグラウンド」より)

たくさんのおなじみの役者さんが出演。180人のオーディションを潜り抜けて決まったこの公演。
豪華でそれなりに楽しく観れた。特に熊本で地震被害にあった松岡優子さんをずっと応援していたので、
出演は大丈夫かしら?と危ぶまれたけれど、問題なくこなされてほっとした。

ただ、上演にあたって作家である中島かずきさんと劇場の間ですれ違いが起こった模様で、
チケットを購入後におわびの手紙がきた。
宮崎での上演中止となった公演と違って、公演自体は行われるのでそう問題にはならないかと思ったけれど、
よくわからない部分でのもんもんとした感覚は残った。

炭鉱町浮足町に残る謎を内と外から、探ったり奮闘したり。
大雑把にはそんな内容だったけど、根本になるものをつかめなかった。
私は長崎の炭鉱出身なので、舞台的にすごくきれいなイメージに違和感はあった。
もちろん、どろだらけになったり、発破があったりとかあるんだけど。。。
池田さんは素晴らしいと思った。その池田さんにアドリブを振る役者さんにはちょっと驚いたけど。
いいのかなぁ、、あんなに弄って。。
結局「ほらんど」とはなんだったのだろう?という謎めいたものが残ってしまって残念。

すごく立派なパンフレット(無料)が付いていたのだけど、
池田さんと内藤さんの対談が結構厳しいものでちょっとびっくりした。
それも福岡の演劇を思ってこそと思えば、今回出演した役者さんたちはきっと心に響いたものと思う。
今回はまどかぴあの企画的にはかなり大がかりなものだっだけに時間や連絡の徹底が足りなかったのかな。
もし次回もこういう企画があるのならば進化した舞台を観せてくれると期待したい。

出演者

池田成志、阿部周平、岩本将治、岡武史、木内里美、元一、小湊倫子、酒瀬川真世
椎木樹人、高野由紀子、中村大介、中村雪絵、松岡優子、山下晶、横山祐香里