2019年4月19日(金)
19時半~ 1800円 劇団HallBrothers
作・演出 幸田真洋
ある町の工場で働く派遣、パート、社員の面々。
出入りの保険外交員や派遣会社の担当者、などなど。
舞台は工場の休憩室。椅子にテーブル、コーヒーセット。
雑誌などなど、ごく普通の休憩室。
それぞれの事情はあるし、グチもこぼすけれど、
やっぱりみんなここで働いていく、淡々と。
そんな中で葉子は町おこしのためのフェスを手伝って、
少し変わろうとしていたし、派遣の藤原は夢を思い出した・・
20周年記念公演ラッシュ2
予想はついたけれど、狭い範囲でしか生活していないってことだろうな。
それでも50メートルは狭すぎる。うちの一番近くのスーパーでも700mだった。
50mでは完璧ひきこもりだな。比喩だからいいのか。
今回のメンバーは最高齢でも40代だろうから、まだ若い分類だ。
これが60~70代などだったらもっと深刻な話しになるのかそうでもないのか。
大卒の藤原さんと教授の会話が一番際立っていた。
自分がもっともそうでありたくない嫌な人間のセリフをしゃべっていた。
でも、人間って本音はわからないものなんだよね。
どうしたら優しい気持ちになれるんだろう、嫉妬などしないですむのだろう。
今回は主役不在のような感じで、それぞれがクローズアップされていたような。
若杉さんや水沼さんのキャラも面白かったし、かれんちゃんや長門さんも
笑えた。逆に言うとどの人も掘り下げが浅いような気がした。
もっと葉子の話しを掘り下げたものを観たかったな。
20周年とはいえ、旗揚げから残っているのは幸田夫妻だけらしい。
それでもすごいと思う。
カラーを変えながらもずっと継続してきて、
昔のファンも今のファンの心もつかんでいる。
これからも楽しんで観たいと思う。
キャスト
葉子 萩原あや
藤原 永倉亜沙美
教授 唐島経祐
若杉 下田夏希
長門 木村晴香
かれん 関口祐香
水沼 西田えりか
吉行 幸田真洋