「ジュディ 虹の彼方に」 映画

2020年3月10日(火)イオンシネマ大野城

9時半~  1100円

監督  ルパート・グールド


1968年、ミュージカル映画の大スター、ジュディ・ガーランド
窮地に立っていた。
度重なる遅刻や無断欠勤でハリウッドにそっぽを向かれた彼女は、
借金まみれで生活もままならない状況。
この状況を打破するため、彼女は起死回生を賭けてロンドン公演に挑む。
(映画紹介サイトより)

名前だけは知っているジュディ・ガーランド
そのジュディを演じたゼルウィガーは覚えている。
そんなに多くは観てないけれど、かっこよくて肉感的な女優さんだと思っていた。
しかし。。年取っていたな~すごく痩せていたし。
役柄、そういう風に作っていただけかもしれないけれど。
アメリカのアーチストにはどうしてもイメージの強い薬物依存。
ジュディもあからさまに薬物とは書いていなかったけれど、
日本では禁止薬物の類であろう。
たばこも酒も浴びるように飲んでいたし、若くして亡くなったのも
わかる内容だった。
でも、本当に歌が好きだったんだろうな~
ゼルウィガーもすごく上手だった。
ジュディになりきるために相当練習したらしい。

物語は子役時代のエピソードや心の動きを時々はさみながら進行する。
子役時代の人物や背景はまさしく昔の風景で色褪せてすらいる。
撮影のレベルが高い。 ジュディの子役も昔のドロシーで素晴らしかった。
太るからと食事制限をさせられるシーンや、セットのプールに飛び込むシーン。
リアルだな~

華やかさの裏には暗い闇がある。
彼女の苦しみは子役のときの仕事状況から始まっている。
癒しを男に求めてもしかたないのだろう。
子供への愛情を注ぐシーンや、ファンのゲイカップルと語らうシーンは
幸せそうで心がなごんだ。
ロンドン公演でのアップダウンの舞台は彼女の揺れ動く心を表している。
がんばれ、がんばれ、と祈りながら舞台を見守った。
ラストは涙があふれてきた。

温かく、厳しく見守るロザリンやピアニスト、愛すべき子供たち、
ジュディにはたくさんの味方がいたんだな。
短い人生だったけれどきっと幸せだったと思いたい。


キャスト
ジュディ・ガーランド  レニー・ゼルウィガー
ロザリン・ワイルダー  ジェシー・バックリー
ミッキー・ディーンズ  フィン・ウィットロック
シド・ラフト      ルーファス・シーウェル
バーナード・デルフォント マイケル・ガンボン
ルイス・B・メイヤー   リチャード・コーデリー
ロイス・ピアソン
ジュディ(子役) ダーシー・ショー
アンディ・ナイマン
ダニエル・セルケイラ
ベラ・ラムジー
ルーウィン・ロイド

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