「うま ―馬に乗ってこの世の外へ―」福岡市赤煉瓦文化館

2023年4月20日(木)

19時~ 演劇書を読む会

井上ひさし

井上ひさしの未発表戯曲。没後12年にして最新作!

病気の老婆を連れて、馬一頭と村にやってきた太郎。
村の有力者・横暴な松左エ門は、この馬が黄金のくそをすると聞き、
太郎から無理矢理買い上げる。
しかし黄金を出さないため馬は殺されてしまう。
その後、太郎は巧みなうそを重ねて、松左エ門をはじめとする村人から
まきあげ大金を手にしながら、ついに復讐を果たす。
太郎の悪漢ぶりが痛快なピカレスク物語。
(薙野さんのレジュメより)

読み物としてはとても面白かった。舞台を想像してもさらに。
しかしそれ以上にこれが未発表だったということだ。
どういういきさつで見つかったか読んでみたけどよくわからない。
ともかく世に出て本当に良かった。
井上ひさしさんは良きにつけ悪きにつけ話題になっていたけれど、
演劇人としては才能あふれる天才だったのだろう。
世の中にはそういう人が多いのが最近目立ってるような気がする。
ハラスメントは絶対許せるものではないと思うけれど。


演劇書を読む会は、偶数月の第3木曜日に開催しています。