19時〜 1500円 劇団風三等星
作・演出 広瀬健太郎
リーズナブルで安定した舞台を観せてくれる風三等星のオリジナル作品。
なんと小沢健次さんが出演!! すごい久しぶり。
昭和初期、浅草に十二階と言う名前のハイカラ文化を象徴する建物があった。
関東大震災で倒壊するまで細々と営業されていた。
十二階演芸所では演劇やマジックなどが行われてそこへ集うさまざまな人たちの人生を綴る。
十二階の歴史に恋した広瀬さんは、魅力的にそれを再現する。
震災で途中階まで壊れた十二階は撤去されることになった。
それを見つめる二人の男性は華やかだったころを思い出す。
大西は舞台作家なのに十二階の経営者、岸源三郎にむりやり十二階カフェのマスターにされている。
他にもいろいろと無理難題をふっかけられるけれど、心根の優しい大西は一生懸命に奔走する。
元演芸所で女優をしていた晶子や、大根ながらも情熱だけは人一倍大きい房江。
マジシャン坂田半左衛門、その弟子太郎。
そこへ房江の育ての叔父、平吉が乗り込んできて房江を連れて帰ろうとする。
そこへマジシャンの鳩が逃げたとか太郎が屋上から飛び降りそうだとか大騒ぎに。。。
ちょっとエピソードがてんこもりでとっ散らかった感じだったけど
いつもの人情味あふれる出演者と演出で面白く見れた。
相変わらず派手な演技な広瀬さん。「いい人」がじんわり現れる梶川さん。
そして小沢さんはやっぱりいい声、いい役どころでした。
客席には広瀬さんの生徒さんだと思われる若者がたくさん。
いろんな賛辞を盗み聞きしてほっこり(^^)
キャスト
大西:梶川竜也
平吉:小沢健次
房江:志手日加璃
坂田半左衛門:井上雄介
晶子:丸山静
太郎:大津留直人
岸源三郎:広瀬健太郎