ルソー「演劇について」+ディドロ「ダランベール夢」福岡市赤煉瓦文化館

2023年8月17日(木)

19時~ 演劇書を読む会

ルソー ディドロ 著

・ルソー「演劇について ダランベールへの手紙」(1758年、今野一雄訳)
ディドロダランベールの夢 他四編」(1769年、新村猛訳)
ルソー「演劇について ダランベールへの手紙」は、「百科全書」の
ジュネーヴ」の項にダランベールが書いたものへの、ルソーの反論の書。
(「百科全書」の「ジュネーヴ」の項の日本語訳は出ていないようです)
ディドロダランベールの夢 他四編」は、1768~74年に書かれた
次の5つの対話編を収録している。「ダランベールディドロとの対談」
ダランベールの夢」、「対談の続き」、「或哲学者と×××元帥夫人との対談」
「肖像奇談」。
(薙野さんのレジュメより)

ルソーの「演劇について」は読んでみて、少し理解できたのだけど、
ディドロの「ダランベールの夢」はかなり難解だった。
ルソー、ディドロダランベールヴォルテールなどなど、いろんな
実在の人物がいろんな思想を展開していく。
かなり昔の話だけど、一番の章は「ジュネーブ」に劇場をつくるや否や、
がルソーの観点から語られる。ずいぶん偏った考えのような感じだけど。。。
日本での演劇一都市集中の現状を思い出して、ちょっと似てるのかなと思う。
コロナ禍を潜り抜けて、少し演劇の世界も元に戻りつつあるけれど、
昔ほど公演が多くないような気がする。

演劇に関する問題は大昔から普遍なんだろうか。

演劇書を読む会は、偶数月の第3木曜日に開催しています。