「あめあがり。」 テアトル箱崎

18時〜 1200円 (劇)池田商会
「あなたは地の底」が中止になりそれに伴い演目の変更。変更の事情はよくわからないのだが最初の演目が中止になった時点からほんの2週間だったので、ええ〜〜2週間で作ったもの?と半信半疑だった。いやごめんなさい、素敵な舞台でした。3話オムニバスで3人の男性が作・演出。それを2人づつの女性が演じるという形のもので、構成もそれぞれユニークで実によく稽古されたものだと感じた。1話目「尼僧とアジサイ」ケイギン様と呼ばれる尼僧とアジサイと名前を変えられた侍女。このアジサイストーリーテラーだったのだが回想シーンからラストまでかなり多くのセリフをよどみなくこなし、びっくりした。この尼僧が亡くなった主人の部下(?)と政略結婚するという内容だったのだが、歴史は苦手・・(も?)瀧本さんの作品らしく威厳がある中にちょっぴり笑いも含ませたといった感じで細かい内容は正直分からなかったのだが実におもしろかった。あんなきれいな尼僧に迫られるなんていつも瀧本さんはおいしい役だww2話目「本当の話」なぜか昔、殺人をした場所に舞い戻ってきた2人の女性(一人はもと男性?)なぜ殺したのかということも自分が殺人したことも忘れていたというのが病気のせいなのかわからなかったけれど、そういえば安倍さんの前回の作品も自分がわからなくなるという病気を持っていたんじゃないかしら? 妙に明るいきゃぴきゃぴの子と神経質そうなやせぎすの子の対比がおもしろかった。包丁をバッグからとりだしたときはゾクっとしたけど、まさかあんなに振り回すとは思わなかった、だって本物だったもの。うわ〜〜・・でも、缶ビールが空っぽだったのは残念。持ってて軽いのがすぐわかったし(呑み助はこんなとこにも注目しちゃう)恐かったけど楽しかった♪3話目「泣いた、笑った、咲いた」最初は2人の女性が向かい合って、ご飯を黙々と食べるシーン、これが本物でお腹が思わず鳴ってしまった(^^;だってごはん山盛りだったし・・  池田の看板女優の一人都地さんが実にきれいで最初からみとれてしまった。きれいな人は食べる姿も鼻に何を入れてもきれいなものだ(*^-^*)wいろいろ2人で話しているうちになぜ自分はここにいるかあなたはなぜここにいるか、って問答になり。実はもう現実の世界ではなかったという感じだったと思うけど、鈍い私はたぶん、三原さんの脚本が訴えたいことがわからなかったんだと思う。池田の役者さんも客演の人もみんな素敵だった♪さわやかなあめあがりだった。