ブロガー会見 西鉄ホール

teru10162008-06-09

19時半〜 ゲスト 「THE WINDS OF GOD」 作・演出・主演 今井雅之
この作品は2005年に一回観たのだがひどく感動した覚えがある。  しかし、同じ作品をを20年続けてるってある意味恐い。 ブランクがあって再演とかでなくて、ずっと切れ目なくやってきている。  去年は全編英語での映画化もされて、アメリカでの上映も実現。  しかし、彼の口から語られたのは淡々とした現実。  20年間やってきて、達成感はひとつもなし。 うれしかったことはアメリカで英語を吹き替えでなくしゃべって ほめられたことだけ。 ハリウッド、ブロードウェイでは黒人よりも下の黄色人種。 やればやるだけたたかれる現実。 もちろん、一般の観客のアンケートでは おそらく絶賛されているはずなのだが・・・・ 国家および企業の冷淡さを あきらめ顔で話す。 それから現在の若者たちがいかに戦争などのことを知らないかってこと。 ハワイ公演時に現地のアジア人をオーディションで選ぼうとしたときに日本人だけがあまりにものを知らなさすぎる。 平和ボケしている日本は本当にダメになってしまうという危機感を持ったそうだ。 元自衛隊員だった彼はいろんな事実を知っているし、現在も自衛隊イラクに行っているお兄さんからもさまざまな話を聞くそうだ。 戦後人間がほとんどになった現在の日本は敢えて知ることも必要もなくなっている。 彼と同世代の私ですら「有事法制」や「集団的自衛権」「制空権」などの用語は薄ぼんやりとしかわからない。 太平洋戦争とはどこと戦った戦争か?と聞かれて「満州」とか答える若者も笑えない。 個人で支持してくれても企業では応援をしてくれない人ばかりだったそうだが、今回やっとスポンサーがついてくれて今井氏はすごく喜んでいた。 薩摩宝山、お酒の会社らしい。 この20年間世の中はますますいやな事件が増えてきているのが現実だがこれからも頑張ってくれるようである。 私たちができるのは応援やクチコミで知らせていくことだけ。 若い世代も国家を愛する気持ちって決してなくなったわけではない。 正確な歴史を伝えていくことと現在の平和も努力なしには続かないことを教えていって自覚させていくことが大切だろう。 質問コーナーでは多くのブロガーが熱心に作品や公演のことについて聞いていた。 もっとミーハーなことを聞いてもよかったのだろうけど、みんな真面目だ(^^; 福岡公演が他より長い理由を聞いていた方がいたが、「福岡は熱くて好きなんです」これって他の演劇でもカーテンコールでよく聞く話なのだが、本当だろうか? 地元にいると見えないこともあるのかもしれない。 彼のブログによると当日は過密スケジュールの中最後にこのブロガー会見。 プロのメディアの会見のあとに行われた。 12〜5名くらいかな・・・・  たかが個人のブログを持つだけのわれわれアマチュアにも 熱い話を延々と聞かせてくれた彼を支持します。
公演は 9/25(木)〜28(日) 西鉄ホールにて
詳細はHPで http://www.nishitetsu.co.jp/nnr/solaria/hall/kouen.htm
今井氏のブログ  http://ameblo.jp/i-masayuki/
mixiもid持ってらっしゃいますがブログと同じ内容です。