13時〜 3500円 イキウメ
前川知大率いるイキウメが西鉄ホールへ。 先日ブロガー会見にて本人の真摯な思いを受け取りしっかり応援すべくやってきた。 完売とはいかなかったようだが、なかなか席の埋まり具合もよくて、宣伝が浸透していたようでほっ・・ 新聞や雑誌やＴＶで紹介されてのを見たような気がする。 舞台には長方形の穴が絵画のように上方にある。 しかも斜め。 それと反対の斜めに坂道を作って、地面まで降りてこれるようになっている。 時代は今から数年後、ユビキタス都市まさに実現して、ここの人間はＩＤカードのみで社会管理される。 逆にカードが機能しなくなれば存在はなくなる。 生きているのに。 ネカフェ難民の山根雄二もそういう原因不明のカード管理エラーにより別人としての生活を余儀なくされる。 亡くなった父の後妻に引き取られ、大学に通う彼に近づいてきたのが自分の死期を知っているというボクサー（？）の黒沢真理。 よそから来たライターの桜井はコンビニで間違って借金をしてしまう、代償は自分の命の一部分・・・・ ユニークな発想を持つ前川さんって見れば本当に普通の人なんだけど、頭の中ってどうなってるのかわかんないところがあるかも。 山根の義母役の西牟田恵はＴＶやＤＶＤで舞台を見たことがあるのだが、とにかく存在感がすごい！ がっちりしてて強く、今回の役柄もぴったり。 黒沢役の内田慈も映画の「ぐるりのこと。」に出てるって？しまった。。あれも見に行き損なう予感。。 いかに情報化社会とは言えど、結局は人と人との血の通った繋がりってすごく重たいものなんだなと感じたお芝居だった。 淡々とした都会人の雰囲気を持つ前川さんだが、お芝居は大変おもしろく人間味を感じられた。 貴重な公演（福岡で見れるという意味）を見れてよかったと思う。 映画と違ってまた地方で同じ公演をするなんて奇跡に近いんだからこれからも福岡に来てくれる公演は見逃さないよう気をつけよう(＾_＾)vブイ
