「玉の井家のエンゲル係数」 青年センター

teru10162008-11-14

19時〜 500円 劇団ぎゃ。
中村雪絵&三坂恵美の2人芝居。 もっと劇団員はたくさんいるはずだけどあえて2人でやった意味はどこにあるのだろう? なんだか久しぶりの劇団ぎゃ。 寺山修司没後25年記念企画の公演からだ。 雪絵さんが久々に主役はってばりばり出ている。 出だしセンセーショナルだ。 台車に恵美さん扮する紗耶香が毛布にくるまれて、雪絵さん扮する柾美に押されてでてくる。 人形のような人間のような・・・・動かないって演技はたぶん一番難しいのではないだろうか? いつもちゃきちゃき動いている三坂嬢だけにこの演技は感動物だった。 妄想の世界のような現実のような世界で物語は進み、柾美はその狂気をあからさまに出し、紗耶香を刺してしまう。 でも妄想なんだよww  お芝居とわかっていながら殺戮シーンはどんな公演でも目をつぶってしまう。 それじゃあかんのだろうけど。 血のりがぶわ〜〜と出てくると胸が痛くなる。 夢でよく刺されたり突き落とされたりするものを観る。 なんの暗示かわかんないけど、痛いというより切ない。 自分がどうしてこんな目にあうのか。 自分が死ぬときに何を考えるのかどういうシチュエーションで死ぬのかよく考える。 はは・・それは置いといて・・・・公演はなんと50分弱で終了。 あれ??っと思ったがあとそれぞれで考えましょうってことか。 少し消化不良のまま帰り支度・・ 今回は2通りの台本で公演したということで2つ500円で購買。 ト書きがそれぞれの役者の分しか書いていない。 おもしろい!!最近よく台本を買うのだが、これが意外に面白いのだ。つい音読をしてしまう私は家族から気味悪い目で見られている。