「修羅」 映画

teru10162008-11-19

mixiのコミュで演劇の映像を見る会
薙野さんの主催の演劇の映像を見る会。 最初は舞台の映像そのものかと思ったらこの作品は舞台が映画化されたものだった。 鶴屋南北原作の『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』が元となる。 主演の源五兵衛に中村賀津雄、小万役に三条泰子、その夫三五郎に唐十郎、八右衛門に今福正雄、前半1時間を鑑賞して残り1時間で討論会。 昔の映画はほとんど観たことがなかったので初めての経験。 暗い・・・とにかく暗い(^^;; 顔の輪郭がようやくわかる程度で周りの状況とかほとんどわからない。 中村賀津雄、今福正雄は見たことあるな〜と言うくらいで。 ほんとに無知なのを実感・・・唐十郎ってすごい。。。今でいうイケメン・・イメージと違って驚き。 前半終わってまあこの時代の主従関係の深さというか、なんでここまでやれる?という忠誠心に感動というかあきれたり。 一度は自分のおろかさを実感して引き返したのに、男って・・・・ほんとにバカ・・・(^^;;  その後討論会というか何もわからないので聞くばっかりだったが、やはり昔の映像ということでマイナス部分が多いのは否めない。 血のりもわざとらしいとかいう意見があったけど、自然な血のりってないでしょw 本物でやらない限りは作り物なんだから。 技術的に今に劣る部分はあったにせよ、私には非常に斬新な映像を見せてもらってとても面白かった。 全編をダビングしたビデオを頂き、自宅にて後半を鑑賞。 ひえ〜〜〜・・・スプラッタ、殺戮シーンが生々しい。 作り物っぽいのだけど、やっぱり殺人はいやだ〜〜(::) 手首〜〜生首〜〜ギャー  確かに小万はこずるい、女のしたたかさを全開にしていたけれど、この世で生きていく手段としてしょうがなかったのかなとも思う。  赤ん坊は実に可愛くてその子を自分の手で殺させた源五兵衛はまさしく修羅。 どんなことがあろうとも子どもを手にかけることは私には許せない事実だ。 憤りの中でラストの自身の野望ははたせなかった源五兵衛は子ども殺しの報いだと溜飲を下げたことだった。 どんな人でも罪のない子どもを殺すことだけは許せない。 これからも。 ちょっと主題からはなれてしまったけど、十分に意義のあった鑑賞会でした。 薙野さんありがとう。