「遊びのなかの演劇」福岡市赤煉瓦文化館

teru10162017-08-16


19時〜 演劇書を読む会

谷幸雄

作家、演出家、振付師であり、劇団「風の子」がメインで多くの児童劇団の演出を行っている。
東宝ミュージカルでも多くの振付をされたらしい。
90歳を過ぎる今でも現役で精力的に仕事をされていることに驚く。

本書は演劇のいわゆるWS的な感じでお手玉や体操、道具を使った運動、
それらから発生した「アニメイム」という造形遊びの手法を紹介している。
文だけからみるとわかりにくいけど、絵や写真などで紹介されているのは助かる。
映像も入手できたら薙野さんが上映会を開いてくださるということだ。

私たちが子供のころは教わらなくても自然にやっていた遊びの多くが実は重要なのでは?と
思わされる。お手玉、おはじき、縄跳び、ゴム飛び、けんけんぱ、とかね。
演劇とは直接結びつかなかったものだけど、勉強だけからは得られないものがあるようだ。

今の子どもたちの状況はよくわからないけれど、若干遊びが不足しているのかも。

児童劇団は請われればどの学校にも行くらしいけれど、どの学校でもやれるようになったら理想じゃないかなぁ。
国の教育方針は時代とともに試行錯誤を繰り返しながら今に至っているけど、本当に日本の将来を考えなければ
危うい状況なのではないのだろうか。

関谷さんの熱狂的な支持者の金田さんが来られていて、アニメイムや関谷氏のことなどをいろいろ聞いた。
直接携わっている人の話は真実味があって深い。
関谷さんの演出をみたいものだ。ぜひ映像の入手をお願いしたい。