「ミス・サイゴン」 博多座

teru10162009-01-04

14時〜 15000円 東宝ミュージカル
待ちにまった、ミス・サイゴン!!! CDを聞きながら楽しみにしていた。 すごい迫力の舞台!戦時中の話しだから華やかさはないものの、ナンバーの重厚さ、ダンサーのうまさ、舞台装置の驚きの連続。 などなどとこれぞ博多座10周年にふさわしい舞台だったのではないだろうか? レ・ミゼラブルと同様に全編、歌。 セリフも全て歌。 これが好きだ。 リズムや音程で気持ちをセリフに込める。 この技術は限られた役者だけができるものだろう。 元々ミュージカルは日本語になじまないという話しも聞くのだが、私は日本語でも十分ミュージカルになりえると思う。 アメリカのGIクリスとベトナム女性キムの悲恋の物語。 重要なのはその間にいるエンジニア。 彼が二人の気持ちをうまくひきたてる、こすっからいやつなんだけどねw クアトロキャストのうち筧利夫で見たのだが、実に魅力的な人物を演じていた。 生で観たのは初めてだったけど、すごい人だ!! もう一人二人を引き合わせるのはGIの友人、ジョン。 坂元健児で観た。 前回は歌なしの役者で見たので、久々にサカケンの歌を堪能した。上手い。 クリスに原田優一、キムに笹本玲奈。 さわやかコンビなのだが、この重い舞台をよく勤めきったと思った。難点は2つ、やっぱり戦争の悲劇とはいえ、クリスがキムを愛したのは幻影だったのかと思う点。辛い気持ちを癒してくれる、現地女性。 でもあのヘリコプターのシーンでキムを呼び、泣き叫ぶクリスはしっかり自分の足でヘリコプターに乗るのだ。 そして確認もせずにアメリカでエレンと結婚する。 許せない。 いくらさわやかな原田くんが演じようとこのクリスは許せない〜〜(−−;; それからお値段、3階席が安いのは知ってるけど、やっぱり1階で見たいのが情。 この日はプレビューだったので15000円だったけど、他は16000円。 ヾ(°∇°*) オイオイって感じ。 いったい観劇料ってどうやって決まるのだろう? その割には早々と半額チケット等が出て、不公平感も否めないし。 せっかくの素晴らしい舞台だから気持ちよく観たい。 もう既にあと3枚は購入済みであるが、せめてクリスはヘリコプターに乗るときはひきずられて乗ってくれいw  文句ばかりになってしまったが、ミュージカルファンには必見の舞台。 ぜひ一度はご覧あれ。 でも一度じゃわかんないね、これは(^^;;