「ミスサイゴン」 博多座

2022年10月28日(金)

12時~  15500円  製作 東宝

脚本 アラン・ブーブリル/クロード≡ミッシェル・シェーンブルグ
演出 ローレンス・コナー

舞台は、ベトナム戦争末期のサイゴン
エンジニアの経営するキャバレーで知り合った、ベトナム人の少女キムと
米兵クリスの二人の愛、別離、運命的な再会。
そして、キムの子タムへの究極の愛・・・ 
『ミス・サイゴン』はすべてを歌で表現している。
(公式サイトより)

オープニングが相変わらずのエロ度満載で、わかっていてもあせってしまうw
観客に修学旅行の学生がたくさん入っていたけれど、どうなんだろうと、
余計なお世話か。今の子は平気なのかも(^^;
そして、音楽がやはりいいな。
聞きなれた楽曲の数々がミスサイゴンの世界を広げていく。
圧巻は「アメリカンドリーム」、思わず体が動き出す、市村さんの見せどころ。
ほんとに彼はすごい、初演から出ているのは彼だけなのかな?
エンジニアは歳をとらない。これで最後なんて言わないで欲しい。
上原くんのジョンも良かった。こちらは歳を重ねて熟成されている。
今回のクリスは海宝直人くん、彼もヤングシンバからすごく成長してきた。
キムは屋比久さん、声がすごく透明で細いけれど、「いのちをあげよう」
は素晴らしかった。歌のうまさではエレン役の松原凛子さんは迫力があった。


しかし、前回観たのはかなり前??のような気がする。
新演出に変わって2回くらい観たと思う。
また変わった部分があったと思うけれど、細かいところは覚えていない。
とにかく、ヘリコプターが映像になったのが残念だったのだけど、
クリスが出入りするときはちゃんと実演になってるのがわかってよかった。

ミュージカルとして決して楽しい作品ではないのだけど、何度観ても感動する。
今回は博多座公演が短期間だったけど、せめて1ヶ月やってほしかったな。