「秘密の花園」ネタバレ ザ・スズナリ

19時〜 4000円 劇団東京乾電池

スズナリ。 こういう劇場って好きだ〜〜東京の小劇場はいくつか行ったけど、どこも歴史を感じさせるというか、味があるというか。 古いし暗いんだけど、わくわくする♪  福岡だったらシアターポケット(今はない)アトリエ戯座、テアトル箱崎など・・でも、全く同じ感じの小屋ってないなー  東京行きを決めてからピンポイントで公演を検索。 他にいくつもあったのだが、下北沢に行ってみたかった。 駅に着くと「演劇の街、下北沢にようこそ」の幕。 各小屋の公演案内が掲示板に一同に貼ってある。 (劇)小劇場、本多劇場、駅前劇場、などなどなど・・ ひゃ〜〜うらやましい・・・  さて、スズナリ。 開演前に劇場前に整理券順に並ぶ。 道路にはみでちゃったりするもんだから、劇団員が整理におおわらわ。 なんと主宰の柄本明も出てきて、行列整理。 かなーり感動したんだけど、出演前の役者がこんなことしてていいんかい?と心配。 心配は不要だった。 彼は最初と最後にちょっと出てきただけだったw  初演のときは主役だったそうだ。 実は初演のDVDを半額で購入していたのだが、まだ観ていない。 よかった、今回の観劇のちに見ることにしよう。 狭い舞台には古い家の中のセット、上方には木がおおいかぶさり、上手にはちょっと戸外の部分もある。 アキヨシはキャバ嬢のいちよの家に通いつめているが、彼女のヒモの大貫に金をとられてばかり。 菖蒲湯の日に指輪がとれなければ結婚しなければならない彼女にアキヨシは姉もろはの指輪を差し出す。 その後アキヨシの結婚話に動揺したいちよは・・・ 大筋ではわかるが、細かい部分は各自の想像力にまかせる、というところか。 なぜ漆が出てくるのか。 どうして菖蒲なのか。 山ほど出てくる医者達のや役割はなんなのか。 バカ殿のような白塗りの殿とは? 大雨の日にボートで脱出すのも・・・脈絡がなさそうで、実は入念に入り組んでいるのかも。 アキヨシのエディップスコンプレックスを指摘するいちよは本質を言い当てている。 それにしても嵐のシーンのあの雨はものすごかった。 前列の人はかなり水かぶったんじゃないだろうか。 あとはトイレ(なんと戸外だよ)内での首吊り。 これはもう恐ろしいなんてもんじゃない。 生々しくリアルでほんとに驚いた。 演出は柄本明の妻、角替和枝、名前は知っていたけど、奥さんとは知らなかった。調べてみたら、すごい女優さんだった(^^;; 出演作いっぱい。 カーテンコールでは役者紹介、日程の紹介、18日まであるそうだ。 あー東京にいるのならもう一度みたい! というわけで素晴らしい舞台に出会えて幸せだった♪ その後、一緒に観た友人と美味しい食事、お酒で、東京の夜を楽しんだv(^∀^*)サイコー!