「改訂版 大樹の影で」 西鉄ホール

teru10162009-05-17

15時〜 共通チケット13000円 劇団C4
シリーズ3部作の2作目ということ。 最初の公演(小倉エスタ)は見損なったけど、全く問題なく物語に入り込めた。 しかし、最初から重い展開で、うわ・・・舞台はホームドラマっぽいのに、何この重さは? と思ったのは確か。 だいたい身内の不和って他人同士のそれより、根が深いものがあるから(実感) しょうがないと言えばしょうがない。 家を出て何年も連絡のとれなかった、妹と姉が帰ってきたが、それは既に母が死んだあとだった。 次女も気持ちが硬化するのは当たり前。 そんなぎくしゃくな生活の間に亡くなった父の子だという女性の出現により、姉妹は少し不仲を解消する。 事実は姉妹らの近所に住むおじの子どもだったという笑えない話し。 うわ〜〜なぜにこういう方向? しかし、現実ってこんなもの? あまり身近にいないだけで意外にこういう体験している家族は多いのかもね。 3姉妹をはじめ、役者さんは魅力的だったのだが、脚本が細かい部分でありえない展開が多くて、ちょっと残念だった。 でも、家族に焦点をあてた作品ってあまりないからその点は良かったと思う。 ちょっと年配の方にはけっこう受ける作品かもしれない。 クラシックっぽい演劇で、こないだの佐世保の劇団HIT!STAGE!!と少し印象がかぶっている。 演劇的なことはよくわからないけど、私には好きな部類の演劇だった。 完結編も観に行こうと思う。(もうエスタはなくなってしまうだろうか)(TT)