「幸助餅」 演劇の映像を見る会 第7回

teru10162009-09-16

19時〜 中央市民センター 松竹新喜劇
藤山寛美は昔TVで少し観たくらいで、喜劇役者さんというイメージしかなかったのだけど、今回の映像を見たら、人情役者なんだな〜うるるです。 喜怒哀楽がものすごくわかりやすくて、素人でも感情移入がしやすい。 こういうお芝居ってあらすじも見え見えで、あっと驚くような展開ってのは期待できないけど、安心してみていられるというか。 ちょっと問題は生じるけど最後はみんなハッピーで終わるという具合。 幸助は相撲に興じるあまり、贔屓の関取に入れ込みすぎて、親から譲り受けた店をつぶすはめに。 借金返済のために妹を花街に売った格好になって、反省しきりだ。 でもその見返りの30両を手にしたとき偶然に昔入れ込んでいた力士雷(ライデン)に出会う。 立派になった雷に感激のあまりもっていた30両のうちほとんどを渡してしまい、はっと気づくもあとの祭り・・・・・ そこへ叔父がやってきて・・・・・  大衆娯楽としての演劇ってこういうのを指すんだろうなと思った。 薙野さんのオススメは幸助の妻役をやった女優さんと叔父さん役をやった人。 不勉強で名前も覚えていないのだけど、やっぱりすごいですわ。 うまく言えないけどレベルが違うというか。 藤山寛美について、すごい役者さんだとは認識していたけど、私生活が結構派手というか芸人だったとは聞いていたので、あまりいい印象は持ってなかった。 同じことを四季の浅利慶太にも思ってたことはあったのだけど、そんなもの、私ら庶民にはあまり関係ないのかもしれない。 芸(演劇も含む)を極めるには普通の感覚ではいけないのかもね。 参加者は7人。 名島表現塾の下松勝人さんは見識が深くてそれでいて奥ゆかしいのでとても好感の持てる方です。 もっと話しを聞きたいというのは他の参加者も言ってたこと。またどこかでお話を聞きたいです是非。 次回は特別上映会、9.23に蜷川作品を4つ連続上映します。 興味のある方はコメントください。