「ウェストサイド物語」 福岡シティ劇場

teru10162009-09-25

18時半〜 8000円  劇団四季
ライオンキングの終了後、まずこの大作がきた。 ロングランは始めからあきらめているようで、1ヶ月ちょっとの公演。 今までの観劇状況をみればしょうがないかなと思う。 ライオンキング以外に客が入っていないシティ劇場は常に存続の心配がある。 本日はSWの始まりだったからかもしれないけど、1階はほぼ埋まっていた。 2階はS席後部はがらがら。 A、B、C席はよく入ってたかな。 発売日に10月のチケットは買っていたけど、キャスティングで最初だけしか見れないのではないか?という人がいたので、急きょ前日予約で購入。 2階最前列があったので迷うことなく。 うん、以前秋劇場で観たときとほぼ同じ感想かな。 なんといっても目立つ役者さんがいないし、しゃべり方が激しく不自然。 若い不良のしゃべり方ではない。 この年になるとドックの方に共感してしまうし・・・ きっと若いときに観ればまた違う感想を持ったのかもしれないな〜  アメリカ、この人種のるつぼで対立する、若いプエルトリコ人のグループとポーランド出身のアメリカ人のグループ、それがシャーク団とジェット団。 なんでけんかするのかわからないってのは大人のいいぐさか。 それでもジェット団を抜けたトニーをリーダーのリフはダンスパーティへ誘う。 (実はそこでシャーク団に決闘を申し込むつもりだが) トニーは気がすすまないもののリフの強い願いでダンスパーティへ。 そこで運命の出会い。 シャーク団のリーダー、ベルナルドの妹マリアと出会う。 トゥ〜ナ〜イトゥ〜ナ〜イ♪♪の音楽は誰でも知ってるはず。 互いに惹かれあう二人は密会して愛を確かめ合う。 だが、ベルナルド他、誰もが二人を祝福しない。 運命の歯車はじりじりとずれていき、やがて悲劇の終演を迎える・・・・・・  映画は観ていないのだが、すばらしい作品だということは知っているし、浅利さんが尽力して日本での上演にこぎつけたことも知っている。 でも、なかなか共感できないのは、アメリカの特徴である多民族国家の実情が理解できないからなのかもしれないな。 ピストル文化も理解できない。 結局トニーは撃たれて死んでしまうのだけど、これでアメリカの問題が解決できたわけではない。 この作品の訴えは多くに届くのだろうか?  でもずっと伝えるべきことなんだろうなと思う。 四季の昭和の歴史三部作と同様に、いやでも語り継がなければならないものかもしれない。 ダンスは見応えあり。 歌もトニーとマリーアはすばらしい。 ストーリーも感動できる。 チケット代も下がった(S席で8000円) ぜひ福岡の皆様には見ていただきたいものです。