「て」 北九州芸術劇場小劇場

teru10162009-10-24

19時〜 2800円  ハイバイ
初ハイバイ&岩井秀人、シアターガイドの「おむすめ日記」を書いている岩井さんが目の前にいる。 感動〜〜〜〜 若い、かっこいい・・・ まあ、女装なのですっごい違和感(悪くはない)あったけど。 岩井脚本は先日、爆走蝸牛で観た作品が初めてだったのだが、実際のハイバイは今回が初。 チェルフィッチュみたいに口語演劇というか、リアルな会話が繰り広げられる。 そういえば、客席も同じ対面2方向からだった 。家族の話、ボケたおばあちゃんを囲んで、暴君の父親とそれに忠実な母親、4人の兄弟姉妹はちょっとぎくしゃくしている。 せっかくみんなが集まったのに、それぞれの思いがふつふつと湧き出てきて爆発してしまう。 家族ってまさにそう、どろどろなんだってば。 或いはまったく無関心か。 血が繋がっていようが、よそから来た嫁であろうが、合わないときは永遠に平行線。 それでもお互いに努力をしてなんとか交わることができるのかも。 中身は全然作っていないのに、構成は実におもしろい。 同じシーンを2回繰り返すのも、ちょこっとだけ変えるのも。 重い話なのに、結構笑えるとこがあったり。 爆走蝸牛で見た作品は前衛的だと思ったけど、これは意外にすっと入ってくる。 ・・・あの人に見せたいな、と思う。 舞台のシンプルさも、役者さんも好みだった。 終演後のアフタートークでは、まえもって質問を募っておくという、四季などがやる形式。 万が一質問がなかった場合でも対応できるし、聞きにくいこともかけるし。 でもこれがなくても十分岩井さん一人でもったような気もしたけどw  ツドエmeets北九州vol.1作の鵜飼さんは可愛いい。 これも観たかったな〜〜 さて、なぜ「て」なのか? おばあちゃんはハイバイの若葉さんだったけど、おばあちゃんメイクをせずに、「て」の模型を持たせて、不自由さを表現したということだ。 また、ちらしで指に顔が書いてあったけど、あれは家族なんだよね。 2回繰り返すのは次男目線と母目線での違いらしい。 稽古ではいつもゲラゲラ笑っていたって。 観客の半分が泣いて、半分が笑っているのがいい状態だって。 舞台からアフタートークまでとても満足した公演だった。 Tシャツ、やっぱり買えば良かった、後悔先立たず・・ 来年西鉄ホールで公演予定らしい、「ヒッキー・カンクーントルネード」すごい題名。 でも楽しみだ〜〜v(^∀^*)