「不満足な旅」 大野城まどかぴあ小ホール

teru10162010-02-05

19時〜 早割り1500円  演劇銭団Do-リンク場
Do-リンク場がまどかぴあの支援する劇団に選ばれたのはそれなりの評価があったからだと思うが、期待に答えていい作品だった。 あまり初めての観劇にはむかないのかもしれないが、観客席をみたところ、若い演劇人が多かったようで、刺激的だったのではないだろうか。 倉持さんの作品はPPPPで観たことあるもの全てがよくわかんないw 状況設定より人物設定のほうにかなりの理解を要する。 それもだんだん慣れてはくるが。 ぼくもとさきことかありえないくらい変だし。 玉置孝匡はいい感じのおじさんっぽくてで好きなんだけど・・・おっとPPPPの話しではなかった・・ Do-リンク場の「不満足な旅」はシュールな仕上がりだけど、いつもの上手な役者たちが怪しい感じをよく表現していた。 川崎さんはいろんなところに客演していてなんでもこなせる役者だけど、こういう役やらせたらいつも最高。 今回は女優たちもへんちくりんで可愛いかったけど、河井さんのテンションスーパーハイなのが楽しかった。 今まであまり河井さんって目立たなかったんだけどね、ちょっとズボンがずり下がり気味なのはアレだけど(^^;; 殺人的カーニバルで賑わう国へ男女4人はやってきた、ひとりの男の彼女だった子はけんかの末出ていってしまい、妙な組み合わせの三人はぎこちなく旅を続ける。 隣の部屋で変な宗教めいたことをやっていた女がやってきた。カーニバルの元生き女神だって? カーニバルを中止させるのだと言って出かけていく。 象が逃げ出しカーニバルで狂い踊る人の波へ突進してくる、それを部屋からみた男たちは・・・。  人も死ぬし、汚い部屋のみのシチュエーションで変なことする人間ばっかりなんだが妙に親近感を持つ。 悲惨な終わり方をするかと思いきや、ほっとする展開で、安心したような、つまんないような・・・ 感想もぐだぐだになってしまったけど、好きな作品だった。 しかし他の人の評価が気になる作品でもある。 ま、気にしないほうがいいか・・  Do-リンク場は確実にいい劇団になっていると思う。