「サ・ビ・タ〜雨が運んだ愛〜」 大野城まどかぴあ大ホール

teru10162010-02-28

14時〜 4000円  東宝/アトリエダンカンプロデュース
駒田一、山崎育三郎出演。 もう一人の女の子は初見の原田夏希。 実は二日酔いで昼まで寝ていた。 激しい頭痛を薬でごまかし、なんとかまどかぴあへ。 会員の友達にとってもらった席は3列目。 良席だった。 とにかく楽しい♪  久々のミュージカルで心の中ほんわか気分。 わかっていたけど、駒田さんと育三郎くん、歌上手い!!  ミュージカルの歌は歌手の歌とは違うけど、動きながら演じながら、気持ちが音符に乗って出てくる。 しかも演技もうま〜〜い。 駒田さん、ほんとに舵取りも上手で、観客と対話しつつ、若い2人をうまいこと操縦しながら、時に笑い時に泣かせてくれた。 夏希ちゃん、お歌は上手とはいえなかったけど、可愛くて一生懸命でうんうん、頑張れ!って。 歌の差があるぶん、育三郎くんとの二重奏はちょっと聴きつらかったけど、これから頑張ろうね(^^;) 兄弟のダブルは実に良かった。 日本ではなじまないほどの家族愛、親戚愛が深い韓国。 でも基本は世界中同じだと思うんだ。 家族に愛を感じられない人も多いようだけど、人間なんだから信じたいじゃないですか(誰に言ってる?w) サ・ビ・タは韓国の創作ミュージカル「サランウル ビルル タゴ」(愛は雨に乗って)の愛称。 日本語だと「錆びた」って音だからイメージ悪かったけど、決して錆びもせず、本質的な部分で温かい内容でとても感動的だった。 ドンウクとドンヒョンの兄弟はうまく意思の疎通ができていない。 それもこれもお互いに相手を思う部分がすれ違っているから。 日本の親子関係でもよく観られる実態かも。 突然飛び込んできた天使(?)ユ・ミリのせいで、隠れた深層心理が表面に出てきた。 やっぱり気持ちはぶつけあうのが大事だなぁ。 ドンヒョンとドンウクの間にいる姉妹2人はいないだけに信じられない人物設定だったけど、ドンウクが話すといい人に思えるのが不思議だった。 終演後になぜかサプライズで観客の結婚間近のカップルが舞台上にあげられる。 男性のお母さんがみなさんに祝福してもらいたいと内緒で応募していたらしい。 そんな企画があってたことすら知らなかった(^^;;; 他人の幸福はやっかみものも多いけど、会場の反応は温かかったし、そのお母さんからの手紙を夏希ちゃんが読んだときには不覚にも涙が出た。 結婚式のときやるイベントで聞いたことはあったが、これは泣きます。 すごいです。 他人でこんなに泣けるから自分の子のときは絶対泣くなw 演劇以上のサプライズで駒田さんの熱いラブコールもあり、福岡大野城まどかぴあ総立ちのお見送りとなった。 良かった。 頭痛は治まらなかったけど、良かった_(^^;)