能「井筒」 演劇の映像を見る会 第14回

teru10162010-05-19

10時〜 福岡中央市民センター  
お能の井筒、歌舞伎や能などの伝統芸能はちょっと苦手分野だけど、なんでも経験するにこしたことはない。 しかし。。。映像を見る会は好きな分野の方はけっこう集まるのだが、今回は12名? 意外な人数だと思っていたら、薙野さんが習っている鼓の先生や生徒さんたちが多かったようなのだ。 それにしても平坦でなかなか時間が立たなかった。 最初は能の舞台の美しさに見とれているのだが、演目が始まると、字幕で意味を追いつつ、セリフを聞くも全く聞こえない。 スローモーションよりゆるやかな動きにせっかちな私は若干いらいら。 地謡や楽器などは耳に入るのだが、劇としてのストーリーが全く入らないのは辛いものがある。 用意していただいた資料を読むとあらすじは分かるのだが・・・  これは能の世界ではカリスマ的な観世寿夫の代表作らしくて、名作ということだったが、私は以前薙野さんに頂いたチケットで観にいった大濠公園能楽堂の山本会の発表会のほうが面白かった。 1時間20分ほど観たあとのディスカッションのは私のトンチンカンな感想は別として、専門家やそれに近い方々の話しがおもしろく、恐れ入りつつも楽しめた。 能にたどりついたら他のものは観れなくなったといわれる女性がいたのだが、そういう魂の声が聞こえるようになるのは幸せなのだろうな。 薙野さん自身も鼓はやってるものの、この作品は退屈だと公言するのが可笑しくて・・苦笑  そうそう、能のあとにみた鈴木忠次さんの対談のDVDでちらっと観た「バッコスの信女」の観世さんは素晴らしかった!! 白石加代子さんも、声や動作が普通の役者さんとは全く違う♪ これは観たい!! 俗な私にはなかなか能や歌舞伎の真髄を理解できないが(x_x;)シュン