19時〜 共通チケット9950円 万能グローブガラパゴスダイナモス
見応えのある作品だった。 舞台装置も良かった。 ホテル内の２階建ての舞台。 なぜか飛ぶ劇の舞台を思いだした。 シチュエーションコメディ一筋にやってきて正解だったと思う。 階段をひとつ上がったような、大人になったような、そういう印象があった。 ずっと見ているといわゆるガラパ調というものに慣れてきて、展開が見える部分もあったのだが、今回はそういう部分もなくて、しっかり練られた脚本に十分重ねられた演技が大変良かった。 リゾート地のバイトに集まっている、滞在型の面々はそれぞれが事情を抱えているが表面的にはここに満足している模様。 そりゃ、年に数ヶ月働いて居住費も食費をいらないとなると、いわゆる住み込みのバイトの条件のいいやつだからね。 でもそれぞれにいつか、いや今もここを去らなければと思っている人ばかりで、それは今の環境に甘んじてはいられないというあせりがあった模様。 ただし責任者の女性だけはみんな満足しているはず、やめるわけはない、と思い込んでいる。 彼女にもプライベートな事情が実はあったのだ。 新人バイトや探偵（？）、別れたカップル、お調子ものの嫌われ者、関西弁の男などなど、豊富なキャラやさまざまな謎解きの伏線など、飽きずに９０分を過ごせた。 責任者の楠木（多田香織）の心情がいかばかりだったのかは今でもつかめない。 絶頂期だったバンドと夫を置いてここへ来てしまった感情はわからないのだが、ちょっとだけわかるような気もする。 話し合わずに適当ですませたい、という感覚はわからないでもない。 だが、いずれ彼女も知るのだ。 バイトのみんなから厳しい現実を。 こんなに後方の席でガラパの公演を観たことはなかった。 それだけに、公演の全体としてよくまとまっている印象を受けた。 今回は多田さんの位置がとても好きだったけど、阿部ちゃんの椿ヘアーもかなり魅力的でしたv(^∀^*) 彼はお得キャラだと思う。 でももっと頑張って真に素晴らしい役者さんになってほしい。 ミーハーに期待してます♪ 今冬、東京進出するらしいガラパ・・・う・・・うれしいような寂しいような(>_<) メジャーになっても福岡メインでいてください☆彡
