「借りぐらしのアリエッティ」 映画 

teru10162010-09-08

レディースデイ 1000円  
ジブリ作品は絵の雰囲気が好きだし、気楽に見れそうな感じだったし。 とにかくゆったりした座席に腰掛けて大画面で映画を見るというのは私にとってとても贅沢な時間。 ほのぼの映画や涙を誘うのもいいし、笑い転げれるのもいいし、はらはらアクション物もいいし。 時代物や戦争物はちょっと苦手だけど、それでも今まで見た映画で見なきゃよかったというのはあまりないかも。 演劇とはなんとなく見方が違うような気がする。 なんの前知識もなしに行ったけど、吹き替えのキャストが三浦友和大竹しのぶ樹木希林・・ってすごい。 アニメって声優専門の人の吹き替えが多いのかと思ってたけど、普通に役者さんがやってるんだ。 お話は人間の家に隠れて住んでいる小人の家族と人間のふれあいの話。 アリエッティらは人間のものを少しづつ、借りて(というか黙ってもらっているんだけど)暮らしている。 人間に見つかったら移動しなければならない。 病気療養にきた人間の男の子ショウはアリエッティを見つけて、喜ばせようとするがうまくいかず、お手伝いのハルに見つかってしまう。 ねずみ捕りの業者に見つからないうちに移動することになったアリエッティ一家。 ショウは「きみたちは滅びゆく種族なんだよ」といいつつもアリエッティに心を寄せて彼女らと一緒に自分の病気治療も頑張ろうとする。 流れるようにすすむ、童話のような話だったけど気持ちよく見れた。 アリエッティの家族とショウの家族は対照的。 小人という設定にはなかなか感情移入できないけど、ショウのような家族は現代でもやまほど聞く。 アリエッティよりショウのほうが可愛そうだったな。 映像ではアリエッティがお父さんと「借り」に行き七つ道具を駆使して、家中をめぐる場面はおもしろかった。 それからドールハウスの様子。 台所で作っていたハーブティは香ってきそうだった。 なんとなくトムとジェリーを思い出したけど、技術的には飛躍的に高くなってるんだよね。 ショウの声は神木隆之介、彼の映画はみたことないけど声は涼やかで優しかった。 軽めで気楽な作品。 だけど深い部分に重い内容が隠されているような感じもした。