「小町風伝」 演劇の映像を見る会

teru10162010-11-17

19時〜 福岡市立南市民センター  
太田省吾1977年初演作品。 転形劇場(1988年解散) アングラ系というのかエグイ表現も多々あり。 内容はある老婆が朝起きて朝ごはんを食べるまでの数分間の回想(夢)の話で、全長3時間半くらいの舞台らしいがそれを編集して90分にしたもの。 DVD再生装置の調子悪くて最後のほうが映像が切れ切れで残念だったけど、不思議な感覚の舞台だった。 大杉蓮が出ていたのだが、あまりに若すぎて全然同一人物には見えなかった。 主役の老婆は全然老婆風のメイクはしておらずに、以前みたハイバイの「手」をちょっと思い出した。 ときどき説明風の文が入るのだが、これは余計だというところでみんなの意見は一致した。 しかし、資料でいただいた西堂行人の「小町風伝」の解説を読むと、この無言劇に近い作品を深く掘り下げて解説しており、とても参考にはなった。 ちょっと褒めすぎではないかと思うけど。 介護とか老いとかウツとか現代にも繋がる問題がちらちら見え隠れして、人の悩みは何年たっても解決されないものかという気にもなった。 参加は5名。 またがっつり1日中演劇作品を大勢で観たい。 次回は来年1月第三水曜の予定。 1年が早いな〜