「凛然グッド・バイ」 ぽんプラザホール

teru10162011-01-29

19時〜 2800円  Ugly duckling  
初観劇で、最終公演。 シンプルなちらしはちょっと気になってはいたものの、積極的に見たいというものではなかった。 ところが!大阪のファンから電話はあるわ、演劇人からの熱烈オススメがあるわで見逃せないこととなった。 女性ばかりの劇団らしい。 イメージはケカ?藍色リスト?(現ミクロドロップ) 会場に着きパンフレットをめくると真っ白い衣装に身を包んだ個性的な6人。 ぱっと見男前なみゆさんが気になる。 彼女は劇作家? 役者はしないのだろうか? とにかく初なので分からないことだらけ。 福岡では冬眠バージョンのみ。 他に春眠バージョンがあるらしい。 舞台上には白い布で覆われた小道具らしきものが散在。 開演までの音楽の間に入るナレーションが宇宙っぽい。 惑星がどーしたとかこーしたとか。 開演・・宇宙服に身を包んだ二人が登場、生命体を探している風。 それは何? そもそもここはどこ? 詩人が大きな地位を占めてると思われる近未来。 詩人の絶対数は決まっている。 詩人度数をどこかで見たことがあるような計器で測ってるのだよ。 世界情報も詩人が握っている。 全てが詩人が中心。 狂人=詩人のイメージが強い中、ぶったぎるまでの詩人ラッシュ。 「私詩人になります。」妙に現実的な進路指導の場面が可笑しい。 20パーセントに満たない詩人度数のセンセイが180パーセント詩人度数の子を発掘。 たとえ詩人として有能であっても、母として、人間としてどうなのか。 すごく考える。 最後はコンテンポラリーダンス風な力強いダンス。 あっと言う間の90分。 ミュージカルコンタクトを思い出した。 セリフがなくても雄弁に物語る作品。 これはセリフはあったんだけど、雰囲気がなんとなく似ていたと思う。 カーテンコールでは6人全員で挨拶。 最終公演ということにはあまり触れず、「またお会いしましょう!」みたいに締めくくっていたので劇団としての形態を変えるだけかなとも思った。 うん、また会いたい。