「新妻聖子 ひとり芝居 青空・・・!」 エルガーラホール 

teru10162011-02-04

19時〜 4500円 トムプロジェクト
東憲司作・演出、シアタークラブの招致作品。 新妻さんはレミゼのエポニーヌ、ミスサイゴンのキムを見たが、とにかく歌が上手い!! 演技が力強い!! 一人芝居は初めてらしいのだけど、楽しみにしてエルガーラホールへ。   さつきは仕事をやめて、おばあちゃんが死ぬまで住んでいたという防空壕へやってきて住み着く。 おばあちゃんはそこで「紙の動物園」を作っていた。 折り紙で作ったいろんな動物たちがいた。 さつきが読んでいるのはおばあちゃんの残してくれたノート。 表題に「青空」 おばあちゃんは戦争真っ只中で生きてきた。 反戦運動にも参加していた。 それは小さいときに何も考えずに出征者を見送っていた自責の念にもよる。 兵隊さんを見送ればするめがもらえる。 するめほしさに兵隊さんを見送った、もう帰らない兵隊さん。 だからおばあちゃんはするめを食べない。 食べると思い出す、帰らない若者たちを。 当時を思い出すままにおばあちゃんの幻影がでてくる。 どこまでがほんとでどこまでが幻想なのか・・・ だんだんプチホラーっぽくなってきて大丈夫なんだろうか?さつき?  防空壕ではおばあちゃんとの「約束のきりん」を黙々と作り上げているさつき。 約束のきりんには羽がある。 天使のように飛んでいける。 舞台上の大きなきりんにも羽をつけた! 台風の夜にきりんが飛んだ。 ファンタジーなのかな、テーマは反戦だったけど、新妻さんの素敵な演技と歌で重苦しくなく軽やかな作品となった。 最前列だったので表情がすごくよく見えた。 さつきは新妻さんに近いところもあったのではないだろうか。 携帯で母親に電話する感じがすごくリアルだった。 「ああー圏外になるから」と言いながらプチと携帯を切るしぐさが笑えた。 一人芝居って絶対難しいと思うのだけど、なんとも軽々クリアーしてる感じがすごいと思った。 もちろん東さんやスタッフの尽力もかなりのものだろう。 より一層の飛躍を期待しています。 そうそう、レミゼ2011のファンティーヌ役抜擢です。 うーん。。。30でファンティーヌ?とは思ったけどね(^^;)