「高野聖、忍夜曲者 将門」 博多座 

teru10162011-02-13

12時〜 17000円 坂東玉三郎特別公演 中村獅童出演 Aプログラム
先日のBプログラムに感動して、Aプログラムも購入。 さすがに前方席はなくて、2階の4列目。 わーやっぱり遠い〜〜(^^; 博多座や旧シティ劇場などの大きな劇場では前方でないとぼやけて見えない。 目は良かったはずなのに、どうも最近近眼になったみたいだ。 もちろん老眼はすでに入ってるのだけど、近くだけでなくやや遠くが見えにくくなってきたのがショック。 脳だけでなくて体中にガタが来初めている。
高野聖』、先日観た海神別荘と同じく泉鏡花の作品。 海神別荘が洋物だったら、高野聖は和物という感じ。 妖しげな女(坂東玉三郎)が道に迷った高野聖の宗朝(中村獅童)を泊めた夜、女の誘惑ともとれる行動に自分を制しつつも女に惹かれる宗朝。 翌朝、女のところであった親仁(中村歌六)が驚く話を聞かせる。。。。 話の流れから想像できることではあったし、わかってはいては宗朝の紳士的な行為や女の艶っぽさは見とれてしまうものだった。 海神別荘のようなきらきらな衣装や舞台ではなかったけど、おさえた色香、美しさが感じられた。 女に蛙や蝙蝠にされた男たち、次郎(片岡當吉郎)が欲しがった沢庵とかの小道具はちょっとちゃちな感じだったけど。 そんなに凝った内容ではないだけに、いろいろと想像の域が広がる。
『忍夜曲者 将門』古典舞踏というものだろうか? 作・演出とかは書いてなかったのだけど、歌舞伎の常道という感じですごく見ごたえがあった。 後方席よりもはっきりと見える歌舞伎独特のメイク、豪華な衣装、派手な舞台、下手の伴奏(浄瑠璃、三味線)、上手のツケ等々(用語や使い方が間違っているかも) 伝統的なものに触れるとすごく気持ちが高ぶる。 まあ解説なしではさっぱり内容はわからないのだけど(笑) お話は将門の残党整理のためにやってきた光圀(獅童)が将門の遺児である滝夜叉姫(玉三郎)に色香で味方に引き入れようとして失敗し、大蝦蟇となって対峙するもの。 歌舞伎の所作というのだろうか、動きは美しい。 まるで同じ人間とは思えないくらいだ。 しかしあの蝦蟇は蝦蟇に見えなかったよ〜 蛇かと思った。 3月の歌舞伎も行くことにしているのだが、ネットで歌舞伎入門のサイトがたくさんある。 もう少し勉強して行ったらもっと楽しめそうだな、頑張ろう。