「人間・この劇的なるもの」演劇書を読む会

teru10162011-02-16

19時〜 赤煉瓦会館
福田恆存(つねあり)著、いつもにまして難しかった。 すぐに買って読んでは読み返し、まるで翻訳のように日本語の意味すらわからない部分も。 でも、ハムレット解説の部分はわかりやすくおもしろかった。 ここまでハムレットが奥深いものだったとは。 演劇の話というよりは人間の生き方というか業というか、なぜ人は演じるのか、ということを解説されたもののようだった。 キーワードの「自由」と「宿命」が随所に出てくるこの本は、なぜ演劇人は演劇をするか、なぜ観客は演劇を観るかを核とした哲学書であったかもしれない。 今回は二人だけの参加となって意見が出にくかったけど、それでも1人より2人を感謝。 自分ひとりではほんとに読み進めない。 次回は三島由紀夫の「近代能楽集」これは読みやすそう。 4月第三水曜開催予定です。