「桜の園」 イムズホール 

teru10162011-05-21

19時半〜 共通チケット 地点
地点2回目、チェーホフの四大戯曲を連続上演とのこと。 前回は「ワーニャおじさん」全く新しい演劇の形態でぎょっとなったのだけど、ものすごく惹かれた。 窓枠に主張されていた閉塞感。 周りの自由さに比べて実に狭っくるしい。 その窓枠も多彩。 そもそも中央に積み重ねられているのは窓枠の数々??? 桜の園、原作は読んだけど天然ラネーフスカヤにすごく思い入れがあったのは私自身の天然系があるからw お嬢さんなラネーフスカヤは桜の園を愛している。 土地の競売とかなんだとかに興味を持たない。 ただ子供部屋からの景色に過去を思う。 これからを思う。 ラネーフスカヤの役者さんが目立っている。 ちょうど10代の子供がいる年齢設定で。 すっごいなと。 あとロパーヒンの半端ない運動量。 プラットフォームを表現した舞台周りの木のベンチを走る、歩く、ピンポイントで楽器の音を奏でる。 ラスト付近のコインの道を滑り歩くさまはとても心に訴えかけた。 演出の三浦基さんのアフタートークがまた淡々としていて面白かった。 なんだか気負ってない感じが好き。 この作品はロシアで上演されたらしい。 だからラスト近くにアーニャが原語でしゃべる。 迫力があった。 地点、最強。 京都に行ったなら絶対に見逃せない劇団です。
三人姉妹も観たいなぁ。