「65%悲劇」 ぽんプラザホール 

teru10162011-06-20

19時半〜 1800円 劇団Hall Brothers  
面白かった!!!! 結構重いテーマが多いHall Brothers。 重苦しいままに終わるものも多いのだけど、今回の作品はなんだかすかっとした結末。 ”ニセモノの横浜”にあるカフェ?レストラン?が舞台。 西原建設の副業かなぁ〜  建設会社とカフェ経営って金持ちだな。 カフェ担当の西原妻リサ(永倉亜沙美)の姉エリコ(萩原あや)が”本物の横浜”から帰ってくる。 しばらく居候を決め込むエリコにリサはおせっかいおばさんよろしくエリコのパートナー探しに忙しい。 西原夫ノリユキ(竹崎史織)の中学時代の同級生の小嶋(幸田真洋)とエリコ。 西原夫婦は子供もいて夫婦ベテラン。  ひとまわり違う奥さんトモミ(本田智香)との新婚の小嶋は結婚ビギナーw &独身のエリコ。 それから常連客の今岡夫妻(長島孝憲、坂井操)、近所のイオンでダンスを教えている高山(吉浦彰彦) 劇場パンフでは意味ありげな→や点線で東京人物の関係性を載せていたけど、ふっふっふ〜〜それだけじゃないのが男と女ね。  最初はなんともコメディタッチで進んでいたのだけど、どんどん、ドロドロの修羅場になっていって、面白いのなんのって。 人の不幸をおもしろがるわけではないけれど、夫婦ってほんとに大変なのよ、って感じは伝わった。 まあこれを新婚の幸田さんが書くってのもねw(^_^;)  今回イチオシはやっぱり西原社長。 なんだか今時ありえないくらい頑固でぶっきらぼうでそれでいて本当の思いやりや優しさを兼ね備えているような。 あれはきっと妻のむにゃむにゃも知ってるのだ。 知っていて転がしてるんじゃないかと推察する。 西原夫婦はお互いに上手に舵を取り合っている。 結局うまくいかなかったカップルは、さっぱりきっぱりの結末と相成ったけど、それはそれで100%悲劇になる前に防いだということなのかもしれないね。  夫婦は100組あれば100通りの有り方があるという。 他人同士が分かり合うためには互いに100%を望んではいけないと私は思う。 今岡夫は「僕は100%がいいです」って言ってたけどね。 それにしても役者幸田さんがはじけていた。 役者やりたかったのですね(^^) ちょっと気になったのが「はぁ?」というセリフの多さ。 コントっぽいやりとりなのかもしれないけど、ちょっと多用しすぎでないかと思った。 飽くまで私にとってはです。