19時32分〜 1500円 演劇的二次創作サークル 土下座
藤井ショウジさん率いる新プロデュースユニット「土下座」 去年の博多座公演「嘘つき鉄心」で共演したメンバーが多いので、きっかけはこれかもしれない。 メンバーはさまざまな芸術シーンで活躍している、タレント、役者、演出家、芸人などなど。 コンセプトとしては、既存作品のリメイク、スピンオフ作品を提供していくということ。 今回の作品の原作はショーマンシップの生田晃二さん、見るのは初めてだが、当時話題の作品だったらしい。 金木コーポレーションの社長夫人、金木美津子（馬場阿紀子）が誘拐され身代金を要求されるが、金木成生社長（ハリー）は愛人の愛子（的野佑美）と結婚するいいチャンスと思った。 だが、愛子も秘書の久子（押淵絢子）も息子の政夫（田中郁也）も何か裏で悪巧みがあるらしい。 久子の彼氏、刑事の谷（江利角直由）とベテラン刑事山川（奥田奨）もなにかちぐはぐな捜査をしている。 殺し屋金死（スガハラフトシ）や交渉人真上田吾作（阿部周平）らもなぜか加わって、気弱な誘拐犯の一男（藤井ショウジ）次男（小川環樹）聡美（佐藤未千代）はあたふたしている。 はたして事の真相は？ 最後に笑うのは誰？ おもしろく仕上がっていたのだけど、ちょっとこの小屋にして人数が多いなぁという感じがした。 また、金木家を中心に誘拐犯、刑事まではわかるのだけど、殺し屋と交渉人が突拍子もない感じで、そこの場面だけ別の世界に飛んでいった感じだった。 それはそれでむちゃくちゃ笑えたんだけど（爆笑） 誤解されやすそうな倦怠期金持ち夫婦が最初のころの感情を思い出して誘拐がきっかけでハッピーエンドというのはなかなか良かった。 あんな美人な奥さんがいて浮気する社長の気はしれなかったけど。 社長夫人、したたかな秘書、こずるい愛人、変わり身の早い聡美、いろんな女性が私の中にもいてますｗ 二時間ほどの公演時間はお尻の忍耐ぎりぎりだった。 もう少しコンパクトにまとめて座席をゆったりとって、昼公演も増やすと気楽に来れる人が増えるのでは、と思った。 カーテンコールの最後にこれからいろいろやっていこうとの熱意が伝わってくる藤井さんの挨拶があった（＾＾） 頑張れ、土下座！
