「風景画―東京・池袋」 西武池袋本店 4階まつりの広場

17時〜 4500円 維新派

維新派は映像で3作品ほど見ている、最初はなんだこれ?という感じだったし、変わった場所で上演されることも多いし、遠巻きに見ていた感じ。 それが表現系の舞台をいくつか観るようになって、ちょっとずつ興味をもってきた。 まさか東京で上演されるとは思わなかったし、たまたま上京を決めていた日にF/Tの一環としてこの作品が上演されることになっていた。 ここで観ないと当分観れないかも? 「風景画」シリーズは今年からの取り組むものらしくて、よりシンプルな装置のみで役者の身体能力を前面に出すもののようだ。 西武デパートの屋上とはいっても実にわかりにくい迷路のような場所にそこはあった。 ビルとビルの谷間にあって、他の高層ビルや空が遠くに見える。 その場所の周りには模型のビルが立ち並ぶ、ちょうど日没と相まって幻想的な雰囲気を醸し出していた。 役者はどこかの作品でもみたように顔、手、足すべて白塗りで、衣装は男女とも黒の膝丈ズボン、白のシャツ。 戦後の小学生っぽい雰囲気。 最初は2人でしばらく、するすると動いていたけど、そのうちわらわらと数十名が登場。 規則的な部分もあるが、ちょっとずれていたり不規則っぽい部分も。 いっせいに同じ動作を行うマスゲームとは趣が異なる。 劇場パンフにはシーンタイトルとして、境界、点、線、図形、方位、一秒、入射角・反射角、四角形、消失点、対角線。あとでみて、あーなるほどと納得。 効果音も都会らしく雑然とした騒音風なものから電車のホームの音、古い音楽など。。 導入がゆるゆるだったので、うーん?と思ったけど、大勢出てきてからは一時も目を離せなかった。 この場所でやるのにふさわしい舞台。 どんどん暗くなっていき、照明が徐々に強くなっていく。 冷たい風が心地よい熱いステージだった。 会場入りが遅かったので、最前列の席となり、表情(とかないけどw)はよく見えた。 本当は特設客席の最上段が一番良かったんだろうな。 これからいろんなところで「風景画」を展開していくのかな。 九州には来てくれないのかな。 長崎とか大分とかいいのにな、そんなことを考えて会場をあとにした。 お待ちかねの東京ナイトはいつも来てくれる方々と。 いろんな話ができて美味しいものを食べて飲んで、とても楽しかった。 メンバーの一人が三田翔子さんという女優さんで、ライブや演劇をされている。 出演公演のちらしを頂いたので、ここでご紹介。 東京の方はぜひご覧ください♪ 「夏草〜夜明けを待ちながら〜」10.26〜30上演
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=30834