「猿の惑星 創世記」 映画 

teru10162011-10-26

1000円  
レディースデイ、久々の映画鑑賞。 猿の惑星の以前のシリーズは見たことがなかったので全く前知識なしで鑑賞。 想像とは少し違っていたけど、知識を得た猿たちと人間との悲しい断絶とか一部の心通いあった人間と猿、みたいな感じは心に迫ってくるものがあり感動的だった。 心ない人間には憤りを感じるし、心優しい人間たちには共感を感じる。 それでもどんなに努力しても動物と人間では違う現実があるということは悲しい。 この猿たちは知識を持ち、感情を持ち、言葉を発したときから怒りが生じてしまった。 それは薬によるものかもしれないけど、それにしてもリアルだ。 パフォーマンス・キャプチャーの理屈はさっぱりわからないけど、とにかく本物そっくりの動きや表情、毛並みや目の色といった細かい部分まで怖いくらいリアルで、映画もTVもすごく進歩してるんだと今更ながらに感じる。 アクションシーンとはいかないまでも派手にセットが壊れるシーンなどをみると、お金かかってるんだろうな〜 と変な心配をしてしまう。 こんな作品を千円で見て申し訳ない気もするけれど、そこは舞台とは違って全地球に配信されてるので興行成績次第ではかなり儲けるのかな。 テクニックは別としても、役者の熱演はやっぱりすごい。 主役のジェームズ・フランコフリーダ・ピントは優秀な仕事人でかつ人間的だし。 アルツハイマーの父親役のジョン・リスゴーは自分の将来を見ているようで哀れだった。 ラスト、大勢の猿たちが森へ戻っていくシーンは全ては原点に戻ることを示唆していた。 しかし・・・隣のパイロットがフライトしていくシーンは何に繋げようとしていたのか、飛行機の軌道を描き出す曲線は何を表そうとしていたのかは不吉な予想しかなかったのが。  うーん・・・