「ドキュメンタリー 「青い目 茶色い目」」 演劇の映像を見る会 第23回

teru10162011-11-16

19時〜 福岡市立博多市民センター  
衝撃的だった。 題名がおもしろそうだなと気楽に考えていたのだけど、胸をえぐるドキュメンタリーだった。 アメリカの人種差別、それは雑多な人種の国であることの宿命みたいなことなのか、未だに深い根を持つ問題。 島国の日本ではあまり実感できないことではあるのだけど、私の生まれた場所では部落差別の根が深いところだったので、差別教育は小学校から日常のようにやっていた。 だから少しは理解できる。 しかし、学校と周りの大人たちの言うことが違うので子供心にも混乱していた記憶がある。 ちょっと話はそれたけど、数十年前から現代までのエリオット先生の実験授業を見るにつけ、強烈な差別体験は実際に効果があることを感じた。 あとはこの授業がどれだけ広がるか。 一般人や大学生の多くも深く感銘していたようだけど、やはり小学生向けが一番効果があるのではないだろうか。 つまり幼少教育現場でのそれが必要だということだろう。 ふと。。これが演劇の映像ということを忘れていた。 エリオット先生の懇親の演技は悲痛な声をあげながらも泣く生徒に迫っていく。 この授業を終えたあとは2日間はダウンするそうだ。 役者としての技量が必要なのか、でも彼女は誰にでもできると言った。 自分には何ができるのか、せめて自分や周りの子供たちに伝える必要があるのだなと感じた。 貴重な映像を見せていただいた薙野さんに感謝します。