「土地/戯曲」 西鉄ホール

teru10162012-06-05

19時半〜 2000円 14+
作:永山智行 演出:中嶋さと また夢のような舞台が見られると楽しみ。 前回見た永山作品は「水をめぐる」だ。 幻想的な舞台だったと記憶している。 能のような動きをしていた。 水や照明がきれいだった。 今回の舞台もシンプルで、右側に椅子がひとつだけ。 そこにギターを抱えた手島曜さん。 何やら弾き語りっぽく始めた。 物語が始まる。 姉(中嶋さと)を探す弟(寺田剛史)遠い土地で姉は死んだ。 その報を受けて弟はそこへ向かう。 彼の妻(雪丸朋美)は彼の姉への思いに憐れむものの自分に向いてくれない夫に悲しみを訴える。 途中で出会った盲目の男(美和哲三)とその娘(朝長舞) またその盲目の男を殺せという若い男(吉田忠司) 怪しげな僧(村上差斗志) ようような人と出会いながら姉に向かう弟。 姉の夫だった者(小塩泰史)に誘われ姉を埋めた場所へ。。。
永山さんの作品は難しいと感じていたけど、14+がやってくれたのはそれを面白く解釈して私のような一般人にもやもやっと語りかけてくれたことに尽きる。 実際寺田さんの演技は本気なのか嘘気なのかわからないほどリアルだったし。 えー?うそー?ありゃー?って 演出が心憎いまでも面白かった。 贔屓目があるかもしれないけど、全然退屈しない作品ですごく楽しめた。 演劇巧者には物足りないものだったかもしれないけれどね(;^_^A って意味深でごめん。 印象に激しく残っているのは手島さんのギター、ギターの技術うんぬんはわからないけど、心に染みた。 しかも手島さんの横顔ってめっちゃかっこいいのね。 リチャードクレイダーマンを思わせた。 いつも3枚目をはってる手島さんだけど、ちょっと今回はイケてました(*´∀`*)