「六月博多座大歌舞伎 」 博多座

16時〜 18000円
 ひえ〜〜これ18000円だったのか(^◇^;)どうりで一日しか買ってなかったわけだww  でもね、やっぱり観たい、歌舞伎。 面白いしかっこいい、日本人だなーと実感するひととき。

☆時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)
有名な本能寺の変織田信長を討った明智光秀。 これが元になる話。 なぜ光秀が信長を討ったのか。 織田→小田春永(中村梅玉丈)、明智→武智光秀(片岡仁左衛門丈) と名前を変えての上演。 歌舞伎ではは実在の人の話は名前を変えるということ。 そりゃそうだろうね〜〜  なぜかはわからぬが、春永の光秀に対するいじめというか嫌がらせというか、その数々を見せられさすがに頭沸騰。 わたしなら即切れます。 小姓の森蘭丸に今回襲名披露の中村歌昇丈。 うん、可愛い。 妹の桔梗(中村梅丸丈)もすっごく可愛い。 女形って惹かれるなぁ〜〜(*´∀`*)  まあそんなとこばかりん見ていないで光秀と春永の丁々発止も楽しんだ。 光秀謀反にも深い理由があったのだな〜〜

☆口上
三代目 中村又五郎丈と 四代目 中村歌昇丈の襲名披露。 重鎮連中のご挨拶で楽しんだ。 まあこれって結婚披露宴のスピーチに似て、悪いことは一切言わないものだけど、期待を込めての発言にはそこまで空々しさはなくていい口上だったかと思う。

☆彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち
先ほどの襲名の又五郎丈の十八番、毛谷村六助。 人のいい、親孝行な六助はすぐだまされて剣術師範の試合でわざと弾正(中村歌六丈)に負ける。 弾正が年老いた母のために師範になりたがっていたからだ。 また偶然にも子供、弥三松(日下部大智くん)を拾ってきた六助は引き寄せるように、彼の祖母であるお幸(中村東蔵丈)と許嫁、お園(中村芝雀丈)と知り合う。 彼女らは六助の剣術の師匠、一味斎の忘れ形見であった。 仇討ちの相手が弾正またの名京極内匠だと知った六助は怒りに震える。。。
これ、面白かったな〜〜!!!仇打ちなぞ不毛だと思っていたが、なんとも心に残る作品だった。

☆寿靭申(ことぶきうつぼざる)
能仕立て、浄瑠璃も鮮やかに開幕。 奴 橘平(市川染五郎丈)と鳴滝八幡宮に参った女大名の三芳野(尾上松緑丈)は主人の靭(矢の入れ物)が傷んだので猿の皮を探していた。 偶然通りがかった迷い猿をみつけて、その猿曵の寿太夫坂東三津五郎丈)に小猿(舌間綿花満)を譲ってもらうよう無理難題をいう。 観念した寿太夫は猿を殺そうとするができない。 その様子見ていた三芳野はさすがに哀れに思い、願いを撤回。 喜ぶ太夫は猿に祝儀の舞を舞わせる。 
これもまた面白かった!! 特によかったのは松緑三芳野の美しさ!! ごっついんだけど 綺麗!!! やっぱり女形が好きです♪ 子役もすごく可愛かった。 いわゆる口説きという歌舞伎手法はとくとくと行って聴かせる長台詞。 三話を通じてこの口説きを楽しんだ。

昼の部も観たくなった。。。う====ん、熟考中