「立川談奈 独演会」 博多リバレインホール 

teru10162013-01-03

17時〜 1800円 立川談奈  
アクティブハカタの新しい劇場がリバレインの地下1階にできた。 リバレインは高級イメージがあって、アートリエにはたまに行っていたけど、ショップなどには行くはずもなく。 この劇場、可愛らしくて、使い勝手いいんじゃないだろうか? あじびホールも同じ建物の8階にあるけど、こちらはもう少し広い感じかなあ。
さて、立川左談次門下に入る前の談奈さんはブラック師匠の門下だったらしくてちょっと驚いた。 2007年からこの名を名乗っているらしいけど、全く知らなくて^^; ごめんなさい。
前座にアクティブハカタの児童劇団ぽっとぽっけの女優、松浦みるさんの落語。 たどたどしいけれど初々しくて演題は忘れたけど、お芝居の敵討ちなのに本物と勘違いした侍の笑話が楽しかった。
さて、談奈登場で、まくらの一人デフレスパイラルでひとしきり笑ったあとに。 「転宅」まぬけな泥棒に入られた某おめかけさんは反対に泥棒をやりこめ、だましてお金まで奪う。 もと義太夫のおめかけさんの気持ちいい勝利の話。
続いて、まくらに全国の方言の話から、甚だ滑稽な勘違いの話。 「勘定板」某村ではトイレのことを勘定板と言うのだけど、江戸見物に出た際に宿でおなかの調子が悪く「勘定をぶちたいので勘定板はどこか」と。 お勘定のことと勘違いした番頭はそろばんをだして「どうぞ」と。。。 あとの展開は想像するだに大笑い。 これぞお下品なエスプリに富んだ作品で、笑いに笑った。
中入りのち三つ目、まくらに自身の宣伝、浅草東洋館が常駐劇場らしい。 検索してみたら、漫才や落語、すごく楽しそうだ。 いつか行ってみたいな。 それから本編「井戸の茶碗」 正直清兵衛はくず屋。 無理に頼まれ仏像を売りにいったけど、その中に小判が入っていて戻すの受け取らないのと、正直者の間に立ってさすがの清兵衛もうんざり。 とうとう受け取るかたに汚い湯のみ茶碗を差し出すもそれはなんと高価な「井戸の茶碗」であることがわかりますます困るはめに。。 落ちも含めてほっこりする気分になった作品。
ステキな劇場で楽しい落語、しかもリーズナブル。 今年も楽しい1年になりそうな予感♪