「TRUTH」 九州ビジュアルアーツエスペランサホール

teru10162013-02-27

15時〜 無料 宇宙色ばれっと
前回の2Bえんぴつに続き、今回もビジュアルアーツへ向かう。 宇宙ばれは広瀬健太郎さんのクラスらしい。 卒業公演という晴れやかな舞台を観劇できて光栄だ。 当日パンフの広瀬さんの言葉を読んでいたらこみあげてくるものがあった。 こんなはなむけの言葉をかけてもらう卒業生たちは幸せだ。 ビジュアルアーツの講師陣は愛情あふれている。 偶然私が知っている演劇人ばかりなのだけど、そういう人たちを自然とよんでくる学園なのかもしれないな〜
さて、「TRUTH」キャラメルボックスの時代劇、キャラメルは何回か舞台や映像でも観たけど、ほんとに惹きつけるものがあると思う。 SFチックなものや時代劇、現代劇といろいろあるけれど、全てに共通しているのが感動ってことかな〜  学校公演でよく使われるけれど、いろんな演劇へ応用していける基礎になるのかもしれないね。 笑とリアル、この配分が結構重要だったりするのだけど、今回の「TRUTH」は絶妙だったと思う。
長州征伐から戻った弦次郎は仲間から頼りにされていた。 隼助の鉄砲の暴発で聴覚を失った彼をみんなが支える。 しかし弦次郎は自分の想い人である初音を親友の英之助に譲り故郷に帰る決心をする。 どこでかけちがったのか上田藩内での切腹事件より藩士たちにその張本人と推察される横溝暗殺を計画するも、弦次郎が切ったその者は親友の英之助だった。 なぜこんなことになったのか、TRUTHはどこにあるのか・・・(あらすじ間違ってたらごめんなさい)
聴覚がないことで意思の疎通ができにくくなった弦次郎とその仲間の間で生じた溝とか、裏切りの張本人だった鏡吾の生まれたときからの確執とかいろんな要因はあったにせよ、なんと人と人は想いを共有することが難しいのかということをこの時代劇から思い知った。 まったくの外側から眺めれば、鏡吾、三郎太、山岡ダメじゃんと思うのだけど、その立場になれば私もどうなるかわからない。 ちょっとゆらっとする人間らしい虎太郎、隼助、初音。 揺らがない帆平、美緒。 いろんな人が出てきて、それぞれのキャラを演じきった彼ら彼女らにエールを送る。 「ヒトミ」も観たかった。
追記。。キャラメル版「TRUTH」を貸してもらえることになった、すごく楽しみo(´∀`)o