「楽屋」 青年センター3F

teru10162013-03-15

19時〜 300円 ユニットしゃもじしゃもじ
作:清水邦夫 演出:峰尾かおり
近くでは3年前?だったかのシスカンパニーの上演が思い出される。福岡でやってないので、もちろん観てないけど蒼井優ちゃんがすごく気になっていた舞台だった。
http://www.siscompany.com/03produce/23gakuya/
題名そのものの楽屋での女優の話とは思っていたけど、まさかこういう展開になるとは思っていなかった。 なるほどね〜 楽屋にはなにか住んでいるんだ。 楽屋は見学したことはあるけど自分がいる場所ではないので遠くから眺めるだけだったけど、女優にとっては楽園でもあり苦痛の部屋でもあるのかな〜って。。。 
二人の女優AとBが楽屋で化粧をしながらいろいろ語り合っている、過去や現状やさまざまなこと。 気になるのはカオの傷とクビの傷・・ん・・? 戦前とか戦後とか。。古いし。。  2人と合わせてその舞台(チェーホフのかもめ)の主役ニーナと思われる女優C登場。 そして彼女の苦悩。 セリフを練習しながらも苦情をぶつぶつ。。 出番となり出ていった女優C、それからもプロンプターと思われる前出の女優二人(A,B)は会話を続ける、そこへ女優Cに主役をとられた女優D、枕を抱いてあやしげな言動で登場。 どろどろとした演劇世界の暗い部分を垣間見たような気がする。 女優A、Bは楽屋に住み着く幽霊だった。 これが「私たちが見えるの?」ってセリフのときだったのが自分ではかなり落ちこむ。 まあ感は悪いほうだけど、ここまでわからなかったのはかなりショックだ。 が、すぐ気を取り直して観る。 女優Dに亡霊が見えるってことはDも終わってるってこと?? いやいや、Cとも話してるしね。 状況がかなりごちゃごちゃのイメージでついていくのが大変だったけど、”彼女たち”の気持ちがすごくよく伝わってきた。 これは女優である彼女たちの叫びでもあるのだろうなと、やっぱり観客の目線からしか観れない私は感慨深いものがあった。 ずーーっとメイクしているから見送りではばっちりメイクの女優さんたちと会う。 おおお、素晴らしい^^;  ゲネだったけど観れて本当に良かった。 かおりさん、みなさん、ありがとう♪