「もうひとつある世界の杜に巣食う深海魚たちの凱歌」 ぽんプラザホール

teru10162013-04-05

19時半〜 チケットプレゼント あなピグモ捕獲団
脚本・演出 福永郁央 
はずれたら買うつもりだったチケット、ペアだったので知り合いに連絡したら「観たかったんだ〜」と言われて無償にうれしい♪ ずっと観劇してなかったらしくて、でも、ちょっとこの作品はヘビーだったかな^^;  今まであまりチケットプレゼントには応募したことがなかったのだけど、たまにはいいかも。
あなピは3回目。 クロサイと似ている劇団とのイメージがある。 そんなにクロサイもたくさんは観ていないのだけど、作風が似ていると思う。 セリフというより「ことば」抽象的なイメージで音楽的な感じで、不思議な感覚に陥る。

ハナブサは携帯を探している、なかったはずなのに戻ってきた携帯には見知らぬ履歴が。 「麒麟Q」 さまざまな女性との関係も乗り越えて森の中の別の世界へ・・・

と、なんともあらすじになってないけど、ぼわ〜っとした感じの作品を楽しんだ。 女優陣の魅力的だったことと、大竹さんのカッコよさと麒麟Qの神秘さ(実は好きなタイプw玉置玲央さん似) 照明がきれいでシンプルな舞台や衣装を際立たせていた。 森と海は近いのかな?新緑のイメージの舞台だった。 

福永氏の劇場パンフでの手書きのご挨拶は支離滅裂ながら素直な真情が綴ってあり、あまりあなピを見ていない私でもうんうんと頷いてしまった。
子どものころは40なんてありえないくらい年寄だったのにそれをはるかに超えてしまった、この感覚。。でも、少なくとも
さまざまなチャレンジを実行してきた福永氏は、一歩を踏み出せない人間よりはるかに充実感を持っていいような気がする。
やりたいのにやれない、踏み出したいのに踏み出せない、このあせりは今でも私のなかにある。だけどあきらめてはいけない。

演劇はそんなことを教えてくれる。