「気持ちいい穴の話」 ゆめアール大橋

teru10162019-01-12


19時半〜 共通チケット(10000円) 劇団きらら

脚本・演出 池田美樹

耳かきエステに勤める21歳の娘。
男性の頭を膝に乗せ、薄暗い空間で優しき時間を過ごす仕事。
彼女は他人の「穴」を掘り進むことに強い好奇心を抱いていた。
雇われ店長・年齢詐称の中年女・耳かき恐怖症の男。
穴ぐらのような場所にこっそり流れて来る大人たちと娘の、
めんどくさくて滑稽な日々の物語。(ちらしより)

いよいよ、キビるフェスティバル2019の開幕だ。
トップバッターは熊本のきらら。
観客に高校生?がすごく多い。池田さんの生徒さんなのか?
ゆめアール練習場の舞台にはいつものシンプルな道具がある。
大き目のブロックみたいなもの、ベッドになったり椅子になったり。
はけ場所にもなっている。

お話しはシンプルに上記の通り、まあこんな仕事があるのは初めて知ったけれど、
これは演劇の題材としてはかなり面白いネタだったと思う。
店員、客、それぞれの事情がまたおもしろおかしく、切なくて、
いろんな人に自分を重ね合わせて観れた。
強烈な個性を持つはまもとゆうかさんは小鹿役にぴったり。
めっちゃ可愛いんだけど小悪魔的に恐い。男性にとっては魅力的なんだろうな。
春美ちゃんとのやり取りも絶妙で、これまた池田さんがいい感じで演じていた。
ちょっぴり情けない店長役の木村さん、こういう役上手いなあ。
松尾役森川さん、村上役オニムラさんの不器用な恋。切なくて胸が痛くなる。
みんなの愛は実らなかったけど、なんだか良かったね。というエンディングで一安心。

2月に入ったらキビる公演ラッシュだ。頑張って観るぞ〜〜(^^)/♪

キャスト
小野寺悟   木村健二(飛ぶ劇場)
松尾松男   森川松洋(バカボンド座)
小鹿奈々子  はまもとゆうか(大帝ポペ)
村上信子   オニムラルミ
小鹿春美   池田美樹