「漂白詩人」 湾岸劇場博多扇貝

teru10162013-07-19

20時〜 ペア券一人1700円 最新旧型機クロックアップ・サイリックス×非・売れ線系ビーナス
脚本:川原武浩 演出:木村佳南子

再演と聞く。このタイトルは「詩」が組み込まれるだけでクロサイな感じ。
漂白っていうと・・・○イター??^^;
よくわからないけど、何か抽象的なことを指しているのかなと思う。
確かに。。○イター系ではあったかもしれない。
検索してみたらどうも「漂泊」の模様。はは、両方にかけているのね^^;

登場人物は洗濯屋(ぽち)染物屋(林良子)選択屋(ケニー)、流れ者(田坂哲郎)洗い者(上瀧昭吾)忘れ者(長岡暢陵)
前者三人は同じ場所で受け取りのない洗濯物を保管中、後者三人は詩の押し売り、いきなり赤Tシャツのの受け取り人、誰かを探してる人。
受け取りがもう何年もない洗濯屋(クリーニングってイメージかな)に赤い服の受け取りを要求した洗い者。でも引き換え証がなくて。。。

ぽちさんが可愛くて色っぽくて。。林さんは本当に上手いなぁ〜〜〜 役者田坂さんは大好き!結婚されてますます輝いていますね。
ケニー、汗かいても最高! 長岡さんLOVE♪上瀧さん、かっこいいのに、へ?って顔がすごく良くて。。。
うー説明下手・・・木村さんの演出はとても優しい感じで結構私ら高齢者向けの演出だと思う。

何かを示唆してるのかなと思った。雨音や雷が爆撃のようで。ところどころに聞いたことのある詩。カールブッセの「山のあなたの空遠く・・」
は国語音痴の私でも知っている。ただ意味は流れ者と一緒でことばを暗記しただけでわかっていない・・・・
「きみ死にたもうことなかれ・・・」の与謝野晶子の詩も同様だ。反戦歌とも言われているが、いろんな説があるらしい。でも心に響く。

最初の部分をを掲載

「あゝおとうとよ、君を泣く
君死にたまふことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃をにぎらせて
人を殺せとをしへしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや」

「お帰りなさい!」このことばをどれだけ言いたい人がいたか、戦時前中後。
取りにこない洗濯物をかかえて洗濯屋はどれだけ我慢していたか、耐えていたか、泣いたか。
そう思ったら、今日び、ちょっとくらい待つのも平気になる。

汗かき対決はケニーの勝利だった模様(笑) でも熱い芝居はどこで観てもいい・・・・