「MIWA」 北九州芸術劇場 大劇場

teru10162013-12-08

13時〜 7500円 野田地図

脚本・演出 野田秀樹

プレミアチケットを握りしめて行ってきました、北九州。小倉への途中にある実家まで家族で行き、そこからJRで
行こうとしたら人身事故で遅延のお知らせ。しょうがなく家族に車で送ってもらって事なきをえた。
以前はバスが遅れたこともあり、遠方で観劇するときはもっと時間の余裕が必要だといまさら感じた。(でも忘れるけどね)

チケットは3階最前列席、当然のように満席だ。初めてここの3階席から観たけれど、博多座と同じくらい観やすい。

「MIWA」は野田秀樹美輪明宏をモチーフに作ったものだ。だからといって全部真実とは限らないようだ。
チラシに書いてあった野田さんの手書きの挨拶文に「美輪さんから話を聞くだけ聞いて、出鱈目の『美輪明宏物語』を書いてみようと思う。」とあった。
しかもキャストがすごい!もちろん宮沢りえが主演だけど、その他に古田新、瑛太井上真央小出恵介浦井健治青木さやか池田成志
おもしろくないわけがない。しかも野田さんも出てるし(大笑)S席の9500円だって安すぎる。パンフレットの1000円も安いし。

美少年のMIWA、美輪昭宏の子供時代から宮沢りえが演じる。美少年というより美少女だけど、そう思って見れば見えるかも。
きゃしゃで美形で、繊細で。 その子供時代からずっと疑問に思っていた、自分は男?女?って、その狭間をぬって出てきたアンドロギウス。
んー、でも両性具有のアンドロギウスも安藤牛乳になってしまう爆裂おもしろさ。 これぞ野田マジック。
単に美輪さんの歴史を語っているだけなのにこのおもしろさ、このインパクト!驚いた。。。

折しも12月12日のニュースで性同一性障害で性別を変更した男性が最高裁の決定で子供の戸籍上の「父親」と認められたというニュースがあった。
同性愛に関してはどんどん理解が進んでいる。美輪さんが頑張ってきた結果が次の同じ状態の人に勇気を与えたことだろう。