「俳優のノート」福岡市赤煉瓦文化館

teru10162013-12-18

19時〜 演劇書を読む会

著:山崎努

山崎努新国立劇場こけら落としで「リア王」をやったときの日記が元となる。
4ヵ月前から始まったこの日記は稽古までと稽古と公演の3部構成。
彼の舞台は現在のところこれが最終だ。また舞台をやってくれないかな〜それでも福岡までは来ることはないだろうけど。
映画で数回観た程度だけど、こわそうな顔のおじいちゃんという感じだった。
でも、この本を読むと実に演劇や人、家族や仲間に対して真摯で人の良い感じを受けた。
演劇を観るだけの私でもこのアプローチの仕方にかなり感動したので、演劇人はきっと感銘を受けると思う。

リア王という特殊な人物になるための本の読み込みやスタッフとの関係を深める作業の数々をこなしながらも
妻や子、孫、親友らとの日常の関係性も大事にしていた山崎努の自然な人生観が実におもしろく読めた本だった。

次回は2月第3水曜日
課題本は「平田オリザの仕事1」現代口語演劇のために

(山ざき努の「ざき」の漢字はここでは表示できないので「崎」と表示しています。
関係ないけど私の実母と同じ年でしたw)